建売住宅の探し方
建売住宅の探し方として、主にネットを使う方法と、実際に不動産会社やハウスメーカーを訪れて、プロに相談する方法の2つがあります。物件購入を検討する際は、立地や予算などの希望条件をできるだけ決めておき、モデルハウスの見学や内覧時に疑問や不安な点を解消できるように準備しておくことが物件選びのコツです。
なお、建売住宅を探す際はポータルサイトを活用した後に、不動産会社へ相談するのがおすすめです。物件検索ができるポータルサイトで住まいに求める条件やイメージを具体化するのに加え、不動産会社にプロならではのアドバイスを直接もらうことで、入居後の齟齬を減らしやすくなります。
「長谷工の住まい」は長谷工アーベストが取り扱う新築分譲マンション・新築分譲一戸建ての検索サイトです。長期優良住宅をはじめ、耐震・制振などの品質・デザインにこだわった建売住宅を多数紹介しているので、ぜひ以下のリンクからチェックしてみてください。また、ご希望条件の整理から住まい購入に関するご不明点まで幅広く無料相談できる、長谷工住まいアドバイザーも併せてご利用ください。
住宅の種類と特徴をまとめて比較
建売住宅を探していると、注文住宅や中古一戸建てなど、似たような言葉が出てきて混同する方もいるのではないでしょうか?まずは、これらの住宅の種類と特徴を簡単に整理しましょう。
建売住宅
建売住宅とは、土地と建物をセットで販売している住宅のことです。建売住宅は、複数同時に建てられることが多く、建材や人件費等でスケールメリットを得られます。そのため、注文住宅と比較すると価格が割安になるのが特徴です。
さらに、完成済みの建売住宅であれば、実物を確かめてから購入を決断できるため、「完成してみたらイメージが違った」といった認識の不一致が生じにくいこともメリットです。
注文住宅
注文住宅とは、所有する土地や新たに購入した土地にオーダーメイドで建てる住宅のことで、下記のような種類があります。
フルオーダー住宅 | 建材や設備など、詳細な設計を施主がオーダーして新築する |
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セミオーダー住宅 | 建材や設備、間取りなどがある程度決まっており、既存のデザインパターンから組み合わせて新築する |
注文住宅は完成までのプロセスが多く、建売住宅よりも費用や時間がかかるという特徴があります。しかし、設計の自由度が高い住宅のため、好みの建材を取り入れやすく、デザインや設備にこだわりたい人にとってはおすすめといえます。
中古住宅
中古住宅は過去に居住者がいた物件、もしくは建設工事の完了日から1年以上たった住宅を指します。新築と比較して販売価格が安いため、予算が余れば、自分好みの住まいにリフォームすることも可能です。ただし、築年数が長い住宅は構造の詳細が不明なことも多く、入居後すぐに修繕が必要になるケースもあります。安全面が気になる場合は、不動産会社に相談する段階から、耐震性などの懸念事項を確認しましょう。
分譲マンション
分譲マンションとは、一棟のマンションを一戸ごとに「分割」して販売しているマンションのことを指します。構造上耐久性が高く、一戸建てと違い管理費や修繕積立金が発生するのが特徴です。これらの費用は、管理員・清掃員の人件費や、エレベーター、自動ドアなどのメンテナンスなど、入居者が共用で使用する設備やスペースを良好な状態に維持するための費用として使われます。
なお、分譲マンションは一戸ずつ販売されているため、一戸建てと同様、自分の住居を資産として保有できます。
建売住宅を探す際に整理する条件3つ
自分に合った建売住宅を探す際に整理しておきたいポイントとしては、以下の3つが挙げられます。
- 立地
- 間取り
- 予算
これらが自分の求める条件に合っているかという視点で物件をチェックすることで、よりよい建売住宅探しにつながるでしょう。なお、気になる物件が複数ある場合は、物件ごとに各条件に対する評価を数値化すると、客観性が高まるのでおすすめです。
立地
建売住宅は建物だけでなく土地もセットで購入するため、立地条件を整理することは極めて重要です。入居後に室内の仕様に不満が生じたとしても、レイアウトの変更やリフォームなどで解消されるケースもありますが、立地に問題が発生した場合は、引越しをしない限り解決できません。通勤・通学等で利用する駅までの距離や、頻繁に使う施設、周辺環境などを、モデルハウス見学時や内覧時に確認するとよいでしょう。
なお、建売住宅は建売会社が独自のネットワークや豊富な知見を生かし、利便性の高い土地を市場に出る前に確保して建てるため、個人で土地を購入する注文住宅と比べて好立地な傾向にあります。
間取り
建売住宅はマンションと比較すると部屋数が多く、居住スペースも広い傾向にあるため、自分に合った生活動線の条件も整理して間取りを決めておくと、物件を探しやすくなるでしょう。たとえば、収納を重視するのであればウォークインクローゼット付きの間取り、家事動線を意識するのであれば、水回りがまとまっている間取りが便利です。
ただし建売住宅は、コーディネーターやプロの設計士が限られた予算で無駄なく住宅設計をしており、多くの人にとって使いやすい造りになっているため、間取りに関して大きく失敗するリスクは低いといえるでしょう。
なお、長谷工アーベストが取り扱う建売住宅は、キッチンと水回りが隣接していたり、可変性の高い2ドア1ルームを採用していたりなど、暮らしやすさにもこだわっております。ぜひ以下の住まい検索サイトから理想の住まいを探してみてください。
予算
予算が高過ぎるとローン返済が大変になり、住宅以外の支出や貯金に影響が出てしまうこともあります。反対に、予算が低過ぎるとそれだけ選択肢は狭まるため、物件探しが難航したり、希望の設備を付けずに購入したことを後悔したりする恐れがあります。適切な予算設定をするためにも、経済状況や求める条件、その優先順位などを明確化しておくことが重要です。
なお、マイホーム購入に関して、予算をどのように決めればよいか分からないという場合は、不動産会社の住まいアドバイザーに相談するのがおすすめです。建売住宅の購入にかかる費用のうち、内訳に含んでいなかった費用や、想定よりもかからない費用などが見つかるかもしれません。
建売住宅の探し方4選
建売住宅の探し方として、主に以下の4つが挙げられます。
それぞれ見ていきましょう。
不動産会社のポータルサイト
不動産会社のポータルサイトを活用すれば、手軽にさまざまな物件の情報を収集できます。立地、間取り、価格など、物件を探すうえで重要な情報や、希望条件で絞り込んだ検索もできます。隙間時間に建売住宅を探したい人や、まずは1人でどのような物件があるのかを見てみたい人に向いている探し方といえるでしょう。サイト内の特集ページやコンテンツを参考にすることで、新しい希望条件が浮かんでくるかもしれません。
【不動産会社のポータルサイトで建売住宅を探すときのポイント】物件の公式ページにそのまま移行できるポータルサイトがおすすめ
各物件の公式ページには最新情報が掲載されており、建物の魅力や周辺情報などが詳細に紹介されています。長谷工の住まいでは多数掲載されている建売住宅の公式ページへそのままジャンプでき、資料請求やモデルハウスの見学も簡単に行えるので、ぜひご活用ください。
ハウスメーカーや工務店への問い合わせ
主に注文住宅や建売住宅の設計・施工を行っているハウスメーカーや工務店にも、相談窓口が設けられていることが一般的です。プランや設備、間取りなど、住宅全般のことを相談できるため、住まい購入のイメージが明瞭になるでしょう。
【ハウスメーカーや工務店に問い合わせて建売住宅を探すときのポイント】高性能な住宅を施工できる会社を選ぶ
なお、長期優良住宅や高気密高断熱住宅、低炭素住宅といった、住む人にも環境にも配慮した住宅として認定を受けるには、国が登録する第三者機関による住宅性能評価で指定の基準を満たす必要があります※1。これらの認定を受けられる住宅を設計・施工できる住宅会社は、高い技術力を持っているため、安心して住まいの相談ができるでしょう。
不動産会社への相談
販売のプロならではの視点でアドバイスをもらえるため、不動産会社に直接相談するのは効率的な建売住宅の探し方といえます。一般的に、不動産会社のアドバイザーは物件の紹介だけでなく条件の整理や、購入までの流れなどさまざまな相談を受け付けているので、少しでも困ったことがあれば、遠慮なく足を運んでみるとよいでしょう。地域の特徴や周辺施設など、チラシやサイトには載っていないような情報が手に入るかもしれません。
【不動産会社に問い合わせて建売住宅を探すときのポイント】工務店と連携を取りやすい不動産会社だと、なお安心
工務店と連携している不動産会社であれば、一貫したサービスが受けられ、有事の際も速やかに対処してくれます。また、工務店は一般的に新築だけでなくリフォームや、アフターメンテナンスなども対応できるため、建売住宅の購入後も長期的にサポートを受けられるのが魅力です。
長谷工アーベストでは、グループ会社の細田工務店が手がける新築一戸建てを多数紹介しています。「そもそも自分に合った希望条件が分からない」「まずは直接話を聞いてみたい」という方は、長谷工の住まいアドバイザーにぜひご相談ください。エリアの異なる物件でも、ご希望日時をお伝えいただくだけで複数まとめてモデルハウス見学のご予約を調整いたします。
住宅情報誌や折り込みチラシ
家に届いたり、駅に設置されていたりする住宅情報誌や折り込みチラシを使って、建売住宅を探すという方法もあります。近隣で住み替えを検討している場合は、有益な情報を手に入れられる可能性があるでしょう。ただし、紙媒体の情報のため、問い合わせるタイミングによっては気になる物件が完売していることもあるので注意が必要です。
よくある質問
ここでは、建売住宅の探し方に関するよくある質問を紹介します。
- 新築の建売住宅の探し方は?
- 注意点は?
- モデルハウス見学のタイミングはいつ?
それぞれ回答していきます。
新築の建売住宅の探し方は?
新築の建売住宅の探し方として、新築物件の取り扱いが多い、あるいは新築物件を専門としているポータルサイトを活用する方法が有効です。長谷工の住まいでは、未完成の建売住宅についても随時情報を更新しているので、お気軽にご覧ください。
そのほか、更地に立てられている建設工事の情報が書かれた看板や建設予定の地域で設置されている広告を確認したりする方法も挙げられます。運よく自分の条件に合った物件を見つけることができれば、有力な選択肢になり得るかもしれません。
探す際の注意点は?
「自身が住まいに求める条件」を前提に建売住宅を探さないと、購入前と入居後でネガティブなギャップが生じ、購入を後悔してしまう恐れがあるので注意しましょう。たとえば、落ち着いた雰囲気の住環境を求めている人にとっては、駅近で人気な物件が必ずしも最適であるとはいい切れません。
条件の絞り方が分からない場合は、資料請求を利用して気になる物件の詳細情報に対する疑問点や不安点をまとめ、それらを踏まえて不動産会社といった住まいの専門家に相談すると安心です。
モデルハウス見学のタイミングはいつ?
モデルハウス見学は、気になる物件がある程度まとまってきたタイミングで申し込むのがおすすめです。販売担当者から詳細に物件の情報や周辺環境について説明されるため、検討度が高い状態で見学したほうが、不安な点や疑問点を解消しやすくなります。
ただし、まだ明確に住まいへの希望条件が決まっていないタイミングであっても、建売住宅の探し方としてモデルハウス見学は有効です。まずは実際に足を運んでみることで、希望条件が具体化されやすくなります。
なお、モデルハウスの見学回数に上限はありませんので、後から分からないことが生じた場合は、遠慮なく再度見学の予約をするとよいでしょう。
建売住宅探しは希望条件を決めておくのがコツ!
物件や立地に求める条件をもとに、不動産会社のような住まいのプロに相談するのが理想のマイホームを探すコツといえるでしょう。また、なかには適切に建てられていない欠陥住宅も存在するため、信頼できる不動産会社やハウスメーカーが販売している建売住宅を選ぶことが大切です。建売住宅の購入でお悩みの際は、ぜひ長谷工アーベストにご相談ください。
また、長谷工住まいアドバイザーが実際に訪れた街や物件の魅力を紹介しているアドバイザーブログも、ぜひチェックしてみてくださいね!
※1参考:国土交通省「住宅性能表示制度の概要(令和5年12月改訂版)」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001710995.pdf
(最終確認日:2024年8月1日)