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Question

マンション購入で後悔しないためには?失敗例や事前調査のポイントをご紹介

マンションの購入を考えているのですが、購入後に後悔しないか心配です。マンションの購入においては、どのような失敗例があるのでしょうか?また、後悔しないようにするにはどうすればよいでしょうか?

Answer

新築マンションや中古マンションの購入における後悔の理由は、物件の条件や周辺環境、経済面によるものなどさまざまです。ただし、マンションの購入を検討している段階で十分な調査を行えば、購入後の後悔を防げる可能性があります。

情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

目次

マンション購入後に後悔してしまう理由は?

新築マンションや中古マンションの購入を検討している方のなかには、購入後に後悔しないか不安を抱えている方もいるのではないでしょうか?マンションを購入後に後悔している方の理由は、物件の条件や周辺環境、経済面によるものなどさまざまですが、購入前に調査するべきポイントをきちんと押さえておくことで、これらの後悔を避けられる可能性があります。

この記事では、「物件」「周辺環境」「経済面」「購入時期」の4つの項目に分けて、マンション購入の失敗例と対策をお伝えするほか、既に購入して後悔している方に向けての対処法も併せてご紹介します。

マンションの模型とお金
※イメージ写真
物件における失敗例と対策

購入前にきちんと見たはずなのに、物件自体について後悔したというケースは意外に多いものです。ここでは、選んだ物件に対して後悔した方の失敗例と、失敗を防ぐための対策をご紹介します。

生活がしにくい間取りだった
間取りは生活のしやすさに影響する重要なポイントといえます。間取り選びでよく生じるのが、内覧時には適切だと感じていた間取りでも、実際に生活してみると「動線が複雑」「収納スペースが足りない」「家具がうまく配置できない」「狭い」「暗い」などの問題です。

購入後にマンションの間取りで後悔するケースを防ぐには、多くの物件を見学して比較したり、納得がいくまで内覧したりすることが大切です。また、その際には物件のよい部分だけでなく、問題点になりそうな部分もあえて探してみるとよいでしょう。

間取り図とマンション模型
※イメージ写真

部屋数が適切でなかった
たとえば、マンション購入後に子どもが増えたり、親と同居することになったりして、居住スペースや収納スペースが不足する場合もあります。また、近年ではテレワークの浸透によって、マンション購入時には想定していなかった仕事部屋が必要になり、購入後に部屋数の不足に悩まされるケースは珍しくありません。

一方で、子どもが独立して、購入後に部屋が余ってしまうこともあります。一般的に、マンションは部屋数が多いと面積が広くなり、購入額もそれに伴って高くなる傾向があるので、余っている部屋の分までお金を払うのがもったいないと後悔する方もいます。このような部屋数の過不足による後悔を防ぐためには、マンション購入時にあらかじめ、現在の都合だけでなく、将来のことまで考えることが大切です。両親との同居や、子どもの独立などさまざまなケースを想定し、家族ともよく話し合ったうえで部屋数を検討しましょう。

笑顔の4人家族
※イメージ写真

日当たりが悪かった
物件の日当たりが悪かったことが理由で、購入を後悔する方もいます。日当たりが悪いと「洗濯物が乾きにくい」「電気代が高くなる」などのトラブルが生じるほか、湿度が高くなり、カビが発生しやすくなることで、健康に害を及ぼす場合もあります。

そこで、購入してから、日当たりの悪さで後悔することのないよう、購入前によく日当たりをチェックしておきましょう。なお、見学するのが1回限り、あるいは複数回見学できたとしても、同じ時間帯だと「その時間帯だけ、たまたま日当たりがよい」といったように、失敗に気付けないことがあります。

日差しの差し込んでいる部屋
※イメージ写真

マンションの設備や共用施設が十分ではなかった
部屋の間取りやデザインはよくても、マンションの共用施設(共用スペース)に対して後悔する場合もあります。たとえば、仕事で家に帰宅するのが遅くなることが多い方は、宅配ボックスがあるマンションを選ぶ方が、再配達依頼といった面倒もなく後悔しにくいでしょう。

マンションの設備で後悔しないために、オートロックや24時間ゴミ出し可能なゴミ置き場など、自分にとって必要になる設備をあらかじめ洗い出しておくのがおすすめです。なお、エントランスのような共用施設が汚れていないかも、併せて確認するとよいでしょう。

建物の耐震性や品質の確認をしていなかった
日本は地震が起きやすく、耐震性といった建物の品質に対して不安を感じ、マンション購入を後悔する可能性もあります。耐震性だけでなく、壁が薄くて隣接する部屋の音漏れが激しかったり、建物内がほこりっぽく空気環境もよくなかったりなど、建物自体の品質に問題がある場合も同様です。

耐震性については、購入前に耐震基準を満たしているのか、またどういった構造で造られているのかを確認しておくと良いでしょう。

また、優良なマンションを自分で判断するのが難しい場合は、住宅性評価書を交付されたマンションを検討するのが、おすすめです。住宅性能評価とは、専門知識のない人でも優良な住宅を選べるように制定された評価制度で、音環境や防犯、空気環境における健康被害など複数の評価項目の基準を満たすと、住宅性評価書が交付されます。

物件のチェックリスト
ここまでご紹介してきたような失敗例で後悔をしないためにも、以下のリストに挙げた項目をしっかりチェックしてからマンションを購入するようにしましょう。

物件におけるチェック項目 チェック欄
動線は使いやすいか
収納スペースは十分か
家具は配置できるか
部屋数は適切か
日当たりはよいか
共用施設は十分か
建物の耐震性や品質は問題ないか
周辺環境における失敗例と対策

上記では、間取りや日当たりなど物件自体について後悔した例をご紹介しましたが、このほかにも物件を取り巻く周辺環境が理由でマンションの購入を後悔することもあります。物件自体の問題ならリフォームやリノベーションで解決できる場合もありますが、周辺環境は簡単には解決できないことが多いため、次のような点には注意しましょう。

立地が悪かった
「交通の便がよくない」「坂や階段が多くて大変」「周辺に工場や大きな道路があって、騒音、振動、臭気が気になる」など、立地選びの失敗談も多いものです。また、購入当初は問題がなかったとしても、老後の負担になったり、子どもが通学しにくかったりと、後々になってから問題が発生してくる場合もあり得ます。

立地を選ぶ際は、そこでの子どもの成長や老後の暮らしまでイメージしてみるとよいでしょう。また、最寄り駅から物件までの道中を昼だけでなく夜も歩いてみると、帰宅が遅くなった場合でも街灯や人通りがあるかどうかなどを確認できて、安心です。

生活利便施設が少なかった
物件の近くにスーパーやコンビニ、学校や病院といった施設が少ないと、生活に不便を感じることが多くなってしまいます。これらの施設が物件の周辺に充実しているかどうかは、購入前の大切なチェックポイントです。共働き家庭の場合には、近くの保育園が確保できないと働けなくなることもあるため、保育園の空き状況も併せて事前に確認しておくとよいでしょう。

一方、パチンコ店やごみ処理場などのいわゆる「嫌悪施設」が物件の付近にあることで、暮らしにくさを感じる場合もあります。これらの施設に対する感じ方には個人差があるため、自分にとって苦痛となるのはどのような施設か、また物件価格と照らし合わせて妥協できるかなど、複数の視点から検討してみるとよいでしょう。

マンションとスーパー
※イメージ写真

商業地域で目の前に高いビルが建った
周辺環境では「商業地域」にも注意する必要があります。商業地域とは、建築基準法で定められた「用途地域」の1つです。この地域は大型商業施設や映画館、オフィスビルなどの建築が許可されているエリアで、主要な駅の周辺や都心部に指定されていることが多い傾向にあります。

そのため、商業地域のマンションを購入すると、後から目の前に高いビルやマンションが建ってしまうこともあります。「購入したときは眺めも日当たりもよかったのに、全て遮られてしまった」という失敗にもつながりかねません。「商業地域」以外の「用途地域」でも様々な制約や規程がありますので、物件選びの際は用途地域にも注意するとよいでしょう。

周辺環境のチェックリスト
ここまで挙げてきた周辺環境における失敗を防ぐためにも、以下のリストで事前に懸念ポイントがないかチェックしておくとよいでしょう。また、自分がどのような生活環境で暮らしたいのか、どこまでなら妥協できるのかといったポイントも書き出しておくと、購入後に理想とのギャップを感じて後悔することが少なくなるのでおすすめです。

周辺環境におけるチェック項目 チェック欄
最寄り駅からの距離
夜間の街灯や人通り
商業施設が充実しているか
学校や病院があるか
保育園が確保できるか
嫌悪施設がないか
経済面における失敗例と対策

物件や周辺環境に問題はなくとも、経済的な理由でマンションの購入を後悔することもあります。ここでは、経済面における失敗例とその対策について解説していきます。

住宅ローンの返済が苦しくなった
経済的な理由でマンション購入を後悔している方に多いのが、住宅ローンの返済が困難になってしまったというケースです。多くは、借り入れていたローンの金利が上昇したり、年収が減少したりしたことが原因と考えられます。

このようなケースを防ぐための対策として大切なのは、現在の年収で借りられる上限ギリギリの住宅ローンを検討するのではなく、将来的に起こり得るリスクも考慮したうえで、無理なく返済できそうな金額の住宅ローンを検討することです。年収の変動や家計の状況なども踏まえたうえで、慎重に資金計画を立てましょう。

また、金利が低いうちに「繰り上げ返済」をすることも、返済期間や返済金額を減らすのに役立ちます。手続きについては以下の記事で詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

「LOAN」の英字ブロックと家の切り絵
※イメージ写真

修繕積立金や管理費が高過ぎた
修繕積立金とは、マンションの修繕工事やメンテナンスを行うために、マンション所有者が毎月積み立てるお金のことです。築年が増すにつれ必然的に修繕箇所も増えるため、段階的に金額が上がっていくことが一般的です。そのため、購入当初よりも、修繕積立金が値上がりしたことで負担に感じ、後悔する方もいます。

また、管理費に不満を感じてマンション購入を後悔する方もいます。管理費は、所有者の快適な暮らしを維持するために毎月支払う費用なので、共用スペースが充実していたり、管理人が24時間滞在していたりするマンションは管理費が高くなりやすい傾向にあります。

このような後悔を防ぐためにも、購入するマンションの修繕積立金や管理費については必ず事前に確認し、固定費に加えて資金計画をすることがおすすめです。また、多くのマンションでは20年、30年にわたる「長期修繕計画」を策定しています。特にタワーマンションでは修繕積立金が高い傾向があります。値上がりは予定されているか、将来それを支払えるかどうかを、購入前に確認しておきましょう。

電卓を見て相談する夫婦
※イメージ写真

経済面のチェックリスト
以下のリストの項目をチェックし、マンション購入時に経済面の理由で後悔することのないようにしましょう。

経済面におけるチェック項目 チェック欄
住宅ローンの借入額は適切か(返済負担率は20%以内)
修繕積立金の確認
管理費の確認
長期修繕計画が想定されているか
マンション購入時期における失敗例と対策

マンション購入においては、購入するタイミングも非常に重要です。「子どもができる前に購入し、部屋数が足りなくなった」「転職をすることになり、通勤がしにくくなった」「転勤により引越しが必要になった」など、購入後に大きなライフスタイルの変化が生じたことで、「もっと後でマンションを買えばよかった」と後悔することがあります。このような事態を防ぐためにも、今後の人生プランをよく踏まえたうえでマンションの購入時期を決めるようにしましょう。

マンション購入のタイミングを見極めるには市場の動向も参考になります。近年、マンションは値上がりが続いていますが、エリアによって価格には大きな差があります。また、住宅ローンの金利が低いうちにローンを組んだほうが有利なので、金利の動向もチェックしておきたいポイントです。

書類を見て悩む夫婦
※イメージ写真

マンションの購入時期を判断するチェック項目は以下の通りです。よく確認し、適切なタイミングを見極めましょう。

人生プランにおけるチェック項目 チェック欄
人生プランを考える
転職の予定はないか
転勤の予定はないか
市場の動向をチェックする
マンション購入後にできる対処法

ここまで、マンション購入で後悔しないために知っておきたいことをお伝えしてきましたが、事前に調査をしてマンションを購入したつもりでも、後悔が生じてしまうケースもあります。そこで、ここでは、既に購入して後悔している場合にどのようにすればよいか、対処法をお伝えします。

売却する
購入後に後悔が出てきてしまったマンションは売却するという方法があります。この方法のメリットは、売却資金で住宅ローンを完済し、残った利益を新たな物件の買い替え費用に充てられる可能性がある点です。

ただし、物件によっては売却しにくい場合もあるため、必ずしも希望通りに売却が進むとは限らない点に注意が必要です。たとえば、築年数が浅い物件は人気があるのに対し、築年数が経過した物件はマンションの資産価値が下がっているため、売却価格は安くなる傾向にあります。ただし、物件が最寄り駅に近かったり、周辺の施設が充実していたりする場合は有利に売却できる可能性が高いので、まずは査定を受けてみるとよいでしょう。

マンションの模型と「FOR SALE」の看板
※イメージ写真

賃貸に出す
住宅ローンが完済していることが前提となりますが、購入したマンションを賃貸経営し、家賃収入を得る方法もあります。売却ではなく賃貸物件として活用すれば、毎月家賃収入を得られるほか、入居者が自然に退去した場合、代わりに自分や子どもが住む余地も残せます。

ただし、入居者が見つからないと、家賃収入が得られず、物件の管理や維持費の負担だけが残る場合もあるので注意が必要です。売却する際と同様に、物件の状態や立地、周辺環境が好条件で、人気が高いと判断できる場合には、賃貸を検討してみるとよいでしょう。

後悔しないために信頼できる不動産会社でマンションを購入しよう

ここまで、マンションの購入で後悔した事例や失敗を防ぐためのポイント、購入を後悔しているマンションの対処法についてお伝えしてきました。後悔の理由は、物件や所有者によってそれぞれ異なりますが、事前に確認しておくべきポイントを押さえたうえで購入の判断をすれば、失敗を未然に防げることもあります。そこで、この記事でご紹介した内容を参考に、購入後のミスマッチを少しでも減らすことで、納得できるマンション購入につなげてくださいね。

また、マンション購入で後悔しないためには、信頼できる不動産会社に相談することも大切なポイントの1つです。マンション購入に対する疑問や不安について、丁寧に答えてくれる不動産会社なら安心でしょう。長谷工アーベストでは、住まいのプロである「長谷工住まいアドバイザー」が納得のいく住まい探しをお手伝いしています。全国の新築マンションと一戸建ての物件のご紹介も行っており、Webや電話から簡単にお申し込みいただけます。マンション購入を検討している方は、ぜひご相談ください。

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情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

株式会社グロープロフィット代表取締役。不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、不動産キャリアパーソン、中小企業診断士。不動産の専門家として、不動産鑑定やコンテンツのライティングを行う。

HP:https://grow-profit.net/