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家の探し方の基本!購入前のチェックポイントを解説

そろそろマイホームが欲しいと思い家を探しています。インターネットで調べてみたのですが、多くの物件が出てきて、それぞれをどのように比較してよいか分かりません。家の条件として、何を具体的に見ていけばよいのでしょうか?また、家探しのコツも教えてほしいです。

Answer

家探しは、焦らずに行うことが大切です。まずは自分が住みたい家の条件を整理するところから始めましょう。その際に、自分の今の生活スタイルだけでなく、将来的なプランもイメージすると、後悔のない物件選びにつながるでしょう。

情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

目次

家探しの基本

家の購入は人生のなかでも大きな買い物になるため、失敗は避けたいものです。しかし、初めて家を購入するとなると、何を基準に選べばよいか分からない人のほうが多いことでしょう。
そこで今回は、家を探し始めようとしている人に向けて、家探し全般に役立つ情報をご紹介します。まず、家探しにおける3つの基本から見ていきましょう。

住宅街
※イメージ写真

[ 1 ] 譲れない条件を決める
家探しを始める前には、絶対に譲れない条件と、場合によっては譲歩できる条件を明確にすることが大切です。まずは、家に対する希望条件を絞っていきましょう。たとえば、通勤や通学、家での過ごし方などを考慮して、どんな家が自分に最も合っているのかを割り出してみるのです。主な条件としては、以下が挙げられます。

・エリアや周辺環境
・間取りや設備
・予算

それぞれの項目については後ほど詳しくご説明します。

[ 2 ] サイトやチラシで物件を探す
家を探す方法はいろいろあります。たとえば、パソコンやスマートフォンで不動産ポータルサイトを見てみましょう。新築一戸建て、中古一戸建て、新築マンション、中古マンションなど多くの物件情報のなかから、簡単に物件を検索できます。
なお、サイトで探すのが苦手な人は、住宅情報誌や住宅関連のフリーペーパーにも多くの不動産情報が掲載されていますから、調べてみましょう。

また、郵便受けに投函される不動産のチラシをチェックするのもよい方法です。チラシに掲載されている物件は、不動産会社やハウスメーカーがおすすめする好条件のものであることが一般的です。

[ 3 ] 不動産会社に相談する
不動産会社は物件探しのサポートをしてくれます。電話で問い合わせて資料を請求する、あるいは実際に訪問して住宅に対する希望条件を伝えると、不動産ポータルサイトに出ていない物件を紹介してくれることもありますよ。希望条件がうまくまとまらない場合も、気軽に相談してみるとよいでしょう。

また、気になる物件を自分で見つけた場合も、物件を扱っている不動産会社に相談すると、物件の詳細情報を確認したり、実際に内覧したりすることができます。
家の購入までに時間的な余裕があれば、「こういう条件の物件が売りに出たら教えて欲しい」と頼んでおくのもおすすめです。不動産ポータルサイトに掲載される前に、理想の物件をいち早く紹介してもらえる可能性もありますよ。

虫眼鏡と電卓と家の模型
※イメージ写真
物件の種類と特徴を把握しよう

「家」と一口にいっても、「一戸建てか集合住宅か」「新築か中古か」というように、物件の種類は分かれます。
物件の種類ごとに異なるメリットと注意点があるので、自分の希望するマイホームの条件と見比べてみましょう。

一戸建てか集合住宅か
家は、大きく一戸建てと集合住宅に分かれます。それぞれのメリットと注意すべきポイントをご紹介しましょう。 

●一戸建てのメリット
所有している土地を自由に使用できる点が一戸建てならではのメリットといえます。庭や駐車場として利用するほか、物置を設置して収納量を増やすことも可能です。

また、一戸建ての大きなメリットとして、騒音が気になりにくい点があげられます。建物が独立しているため、子どもの走り回る音や深夜の洗濯機の音などで近隣トラブルになる心配は少ないでしょう。

●一戸建ての注意点
一戸建てにおいて注意したいのは、駅近物件が少ない点です。特に新築の一戸建ては、駅から少し離れた落ち着いた環境に建つ傾向があります。もし、交通アクセスをマイホームの条件として優先したい場合、都心部や主要駅の近くで一戸建てを見つけるのは難しいかもしれません。

また一戸建ては、家のメンテナンスや修繕を全て自分で行う必要があります。「面倒だから」「お金がかかるから」と定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、大きな修繕や設備の買い替えなどが発生して、余計な費用がかかってしまうこともあるため注意しましょう。

リビングでくつろぐ親子
※イメージ写真

●集合住宅のメリット
集合住宅のメリットには、利便性の高い立地の物件を探しやすい点が挙げられます。マンションのような高い建物を建てるには、容積率が高く指定されていることが必要となります。なお、容積率とは、敷地面積に対する建物の延床面積の割合のことです。

一般的に、容積率が高く指定されているエリアは、駅の周辺のような利便性の高い場所が多くなっています。結果的に、マンションのような高い建物は利便性の高いエリアに集中する傾向があります。そのため、都心部や主要駅の周辺のような交通利便性の高い立地をマイホームに求める場合は、集合住宅のほうが選択肢は多いといえるでしょう。

●建ぺい率と容積率に関する記事はこちら

建ぺい率と容積率とは?計算方法や条件緩和について解説!

建ぺい率や容積率について詳しく解説しています。

●延床面積に関する記事はこちら

延床面積とは?生活に必要な広さも併せて解説

延床面積について詳しく解説しています。

また集合住宅は、防犯面においても、一戸建てより充実している場合が多いといえます。集合住宅には、オートロックや防犯カメラなどが設置されている物件が多いためです。加えて、常駐の管理人がいたり、ほかの入居者の目があったりするため、建物内に不審者が侵入しにくいというメリットもあります。

さらに、建物の維持管理や共用部分の清掃を、管理会社が行ってくれるのもうれしいポイントです。室内の設備に不具合や故障があった場合も、管理会社に依頼すれば対応してもらえます。

●集合住宅の注意点
集合住宅における注意点の1つは、騒音トラブルです。集合住宅は上下左右の住戸と隣接していることがほとんどで、生活音が伝わりやすくなっています。特に、幼い子どもがいる家庭や、ペットを飼育している家庭は、隣接している住民に対しての配慮が必要です。

また、集合住宅では、管理費や修繕積立金といったランニングコストがかかります。ただし、管理費を支払うことで維持管理や清掃を自分で行う必要がなく、修繕積立金も計画的に積み立てることで急な出費が抑えられるという見方もあります。

●マンションと一戸建ての比較に関する記事はこちら

「マンション」「一戸建て」、家を購入するならどっちがおすすめ?

マンションや一戸建てのメリットや注意点などの特徴を比較して解説しています。

住宅街
※イメージ写真

新築か中古か
家探しは、新築か中古かによっても、メリットや注意すべきポイントが変わってきます。特に家を購入する場合に重要なポイントを中心に見ていきましょう。

●新築のメリット
新築物件の大きなメリットは、何といっても誰も住んだことのない真新しい住宅に住むことができ、自分が最初の入居者になれることです。
そのほかにも、床暖房や食洗機などの最新の設備が整っていたり、耐震性や省エネ性などの性能が高かったりする物件が多いことが挙げられます。設備の充実度や性能の高さは、便利で安心な生活を送るうえで、とても大切なポイントです。
また、新築物件は、中古物件と比較すると、税制面で優遇措置を受けやすいといえます。たとえば、建物の固定資産税が一定期間減免されたり、認定長期優良住宅の場合は、地震保険料の割引が適用されたりします。

ちなみに、新築一戸建てには、注文住宅、あるいは建売住宅という選択肢があります。自分で土地を探して自由にこだわりをもって建てる家は注文住宅、既に建っている土地付きの家は建売住宅といいます。それぞれの特徴やメリットなどについては、以下の記事をご覧ください。

●分譲マンションに関する記事はこちら

分譲マンションとは?メリットや購入方法をご紹介

分譲マンションのメリットや購入方法についてご紹介しています。

●建売住宅に関する記事はこちら

建売住宅とは?魅力と注意点、注文住宅や分譲住宅との違いは?

建売住宅の特徴について詳しく解説しています。

●新築の注意点
新築物件は、建物が完成する前に販売される場合があります。そのため、実際に住んでみると「イメージと違った」ということも起こり得ます。あるいは、事前にモデルルームやモデルハウスだけ見学して、実際に住む建物を確認する前に売買契約することもありますが、その場合は日当たりや眺望の違いを考慮しておくことが大切です。

●モデルルームに関する記事はこちら

マンション購入をする前に見学に行こう!流れや見るべきポイントは?

内覧について見るべきポイントについてご紹介しています。

マイホームと家族
※イメージ写真

●中古のメリット
中古物件は、立地や広さなどが同じ条件の新築物件と比較すると、低価格で購入することができます。
また、実際の建物を確認してから購入できるため、入居前と入居後の物件に対するギャップを最小限に抑えられる点も安心でしょう。集合住宅を事前に見学する場合は、共用部分の清掃や修繕が適切に行われているかを確認することで、管理状態をある程度推測できます。

●中古の注意点
中古物件は新築物件に比べて安い傾向にありますが、物件の状態によっては修繕コストが高くなってしまうリスクがあります。
加えて、新築物件と比較すると税制面での優遇措置が少ない点にも注意が必要です。たとえば住宅ローン控除は、新築物件よりも年間最大控除額と控除期間の両方が少なくなります。

●新築と中古の費用に関する記事はこちら

新築・中古、マンションを買うならどっち?かかる費用の違いをチェック

新築マンションと中古マンションについてそれぞれの特徴をご紹介しています。

●住宅ローン控除に関する記事はこちら

【最新】住宅ローン控除とは?2022年度税制改正のポイントもチェック

住宅ローン控除と、税制改正に関する最新情報をご紹介しています。

家の模型と電卓
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理想の家を選ぶためのチェックポイント

ここからは、理想の家探しを成功させるために押さえておきたいチェックポイントをご紹介します。

不動産会社の対応はよいか
売買を仲介する不動産会社に依頼して家を探す場合は、自分の希望条件を理解してくれる不動産会社を見つけることが大切です。物件の情報をスピーディに詳しく提供してくれる不動産会社は、親身になって家探しをサポートしてくれる可能性が高いでしょう。

災害のリスクはないか
長く暮らす家であれば、エリアの安全性も欠かせないチェックポイントです。自治体の「ハザードマップ」や「住宅地盤情報システム(ジオダス)」を活用して、希望するエリアは災害が起きた際に安全かどうかを確認してみましょう。
ハザードマップは、災害が発生した際に危険だと予想される地域や、避難場所などを地図にまとめたものです。一方、住宅地盤情報システムは、地盤の状況が把握できる情報提供システムを指します。これらの情報を参考にすると、安心して暮らせる家を探しやすくなり、万が一の災害対策まで考慮できるでしょう。

さらに、災害が発生しにくいエリアに家があることも大切ですが、災害が起きた場合に、耐えられる住宅かどうかを確認することも大切です。必ず、建物の耐震性もチェックするようにしましょう。

●新耐震基準に関する記事はこちら

新耐震基準とは?旧耐震基準との違いと見分ける方法を解説

新耐震基準と旧耐震基準について違いをご紹介しています。

不動産会社のスタッフと夫婦
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周辺の環境は便利か
周辺環境も家探しをするうえで重要な要素になります。希望する物件の近くに、ご自身の生活に必要なスーパーやコンビニ、公共施設などがそろっているかを確認しましょう。万が一、病気やケガをした際や、子どもが進学した際にも、困ることのない立地を見極めることが大切です。

また、ごみ処理場や墓地、反社会的組織の事務所などの有無も不動産会社に確認しましょう。
加えて、夜遅くまで営業している飲食店や娯楽施設の有無も確かめることをおすすめします。昼と夜では土地の雰囲気が大きく変わることがあります。そのため、周辺環境をチェックする場合は、昼と夜の両方の時間帯に訪れてみることが大切です。

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駅近のメリットとデメリットとは?駅近の実態に迫る!

駅近についてメリットや注意点をご紹介しています。

間取りは使いやすく、必要な設備はあるか
家族にとって使いやすい間取りかどうかもチェックしましょう。間取りとは、家の中における部屋の配置のことです。たとえば、水回りがまとまっておらず、家事動線が複雑だと、暮らしにストレスを与えやすくなります。

また、将来的に家族構成が変わることも想定する必要があります。希望する物件にどのくらいの期間居住するかにもよりますが、夫婦2人で入居した場合、その後子どもが生まれれば子ども部屋が必要になります。さらに、その子どもが巣立っていけば、また夫婦2人だけの生活になり、高齢になると介護が必要になることもあるでしょう。こうした家族と暮らしの変化にも対応できる間取りにすることで、将来的に困ることが少なくなります。

また、物件に付いている設備が、家族のライフスタイルに必要な設備かどうかもチェックしましょう。夜間の洗濯が多い人に便利な浴室乾燥、たくさんの食品ストックを保管しやすいパントリー、生ゴミを粉砕するディスポーザ、宅配ボックスなど、毎日の生活を思い返して、どんな設備があると便利なのかを考えるとよいですよ。

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分譲マンションならでは!家事を時短できる施設・設備とは?

分譲マンションならではの便利な施設や設備についてご紹介しています。

予算に無理はないか
新しい家を購入するにあたっては、無理のない資金計画も重要です。たとえ魅力的な物件であっても、支払いに無理がないかどうかは慎重にチェックしましょう。 住宅ローンを組んで家を購入するのであれば、頭金を用意するケースが一般的です。また、家の購入には、諸費用もかかります。先ほど説明したように不動産会社を介して家を探す場合は、契約が成立したときに不動産会社に対して仲介手数料の支払いをはじめ、登記に必要な登録免許税、司法書士への依頼料、引越し費用なども必要になります。このような諸費用をしっかりと把握したうえで、自分が出せる金額の上限を定めておきましょう。

●住宅ローン借入にかかる諸費用に関する記事はこちら

分譲マンション購入や住宅ローン借入にかかる諸費用とは?

住宅ローンの借入にかかる諸費用について詳しく解説しています。

微笑む夫婦
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ポイントを押さえてスムーズな家探しをしよう!

今回は、家を探すうえで押さえておきたいポイントをご紹介しました。家を探す際は、希望条件を整理し、将来的なライフプランも踏まえたうえで決めていくようにしましょう。住宅購入を進める際に、不安や疑問な点があれば、不動産会社やハウスメーカーに積極的に相談することをおすすめします。

プロのアドバイスを参考にしながら、この記事で紹介したポイントを押さえて家探しを進めてくださいね。そうすることで、スムーズに自分の理想の住まいを選ぶことができるでしょう。

また、現在長谷工アーベストでは、住まいのアドバイザーが住宅に関する相談を無料で受け付けています。相談はwebでも電話でも無料で行うことができます。家の購入を検討されている人はぜひ相談してみてくださいね。

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特徴別にさまざまな物件をご紹介しています。

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情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

株式会社グロープロフィット代表取締役。不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、不動産キャリアパーソン、中小企業診断士。不動産の専門家として、不動産鑑定やコンテンツのライティングを行う。

HP:https://grow-profit.net/