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Question

一軒家の購入費用はいくら?相場と入居までの流れを解説!

一軒家の購入を検討しています。一軒家を購入するには、だいたいどのくらいのお金がかかるものでしょうか?イメージしやすい目安を教えてください。

Answer

2020年度のフラット35利用者調査によると、新築の建売住宅の購入額は全国平均で3495万円で、土地付きの注文住宅は4397万円でした。希望する一軒家のエリアや間取りなどの条件によって具体的な購入額は変わってくるため、まずは購入したい一軒家の条件を固めることから始めましょう。

情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

目次

一軒家の相場はどのくらい?

一軒家の購入を検討し始めると、「一軒家の相場ってどのくらい?」「諸費用はいくらかかるの?」など、購入にかかる費用が気になるという人は多いのではないでしょうか?購入時にかかるお金だけではなく、購入した後で必要になる維持費についても事前に知っておいたほうが安心です。そこで今回は、一軒家の購入時や購入後にかかる費用についてご紹介します。

一軒家の模型とノート
※イメージ写真

全国の一軒家の購入費の相場は、住宅金融支援機構が実施している「2020年度フラット35利用者調査(2021年度調べ)」※1を参考にすることで把握できます。

上記の調査によると、全国の新築建売住宅の購入平均額は3495万円、土地付注文住宅は4397万円となっています。
建売住宅は、完成した住宅、あるいは完成予定の住宅と土地をセットにして販売している住宅を意味します。また土地付注文住宅(建築条件付き土地)は、土地を購入する際に、あらかじめ建築会社が指定されており、その建築会社に依頼してある程度好みの建物を建てる住宅を指します。

そのほか、一軒家の購入額の相場は以下の通りです。(調査期間2020年4月から2021年3月まで※1)

エリア 建売住宅 土地付注文住宅 中古住宅
全国平均 3495万円 4397万円 2480万円
首都圏平均 3922万円 5162万円 3025万円
近畿圏平均 3441万円 4540万円 2347万円
東海圏平均 3013万円 4412万円 2069万円
その他地域平均 2842万円 3949万円 2015万円

なお、不動産の価格は人口が密集する都内か、人口が少ない田舎かによって異なるうえ、一軒家の価格は、新築か中古か、木造か鉄骨かなど各種の条件によって大きく変わります。あくまで1つの目安として相場を把握し、一軒家の購入準備を進めていきましょう。

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購入代金以外にかかる諸費用は?

一軒家の購入では、土地や建物の購入代金以外にも、登記費用や不動産取得税など、さまざまな諸費用が必要になります。どのような費用が必要になるか見ていきましょう。

計算機、家の模型と設計図
※イメージ写真

手付金
不動産の売買契約を結ぶ際に、買主が売主に支払う費用です。売買契約の保証や、契約の解除などの目的があり、法的効力を持っています。また、手付金は決済時に、購入代金や諸費用の一部として充てられることが一般的であり、購入代金の5%~10%程度が相場です。

申込証拠金
建売住宅や、分譲宅地に建てられた分譲住宅の購入申し込みを行う際に支払う費用です。この金額は、購入代金の一部に充てられます。申込証拠金は、手付金とは異なり、契約の申し込みを撤回する場合に返金されます。なお、物件によっては申込証拠金が必要ないケースもあります。

仲介手数料
不動産売買を依頼した不動産会社に支払う手数料です。売買契約が成立したら、仲介を行った不動産会社に報酬として支払います。主に注文住宅で土地を仲介によって購入する場合や、個人から中古住宅を購入する場合に生じます。

仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法により定められており、取引物件の価格によって変わってきます。取引物件が400万円を超える場合、上限額は「取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税」となります。ただし、不動産会社から直接物件を購入する場合は、仲介手数料を支払う必要はありません。

住宅ローン関連費用
住宅ローンを利用して一軒家を購入する場合、融資手数料、保証会社に支払う保証料などが必要です。そのほか、火災保険料の支払いも必要になります。

登記費用
法務省の不動産登記簿に建物情報を登録する際にかかる費用です。住宅を購入したら、自分の権利を守るために登記が必要になります。なお、登記は司法書士へ依頼することが多く、その際は司法書士に支払う費用も必要になります。

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印紙税
不動産の売買取引にかかる税金です。売買契約書に「収入印紙」を貼って税金を納めます。 印紙代の税額は購入する一軒家の価格によって変わりますが、一般的な住宅では1万~3万円程度です。

不動産取得税
不動産を取得した際に課される税金であり、取得した建物と土地それぞれに課税されます。不動産を購入してから半年後に納税通知書が自治体から届きます。支払い先は、取得した不動産がある都道府県になります。

不動産取得税の金額は、固定資産税評価額に一定の税率をかけたものであり、税率は原則4%となっています。ただし、軽減措置により、一定の条件のもとで税率の軽減、税額の控除などが行われる場合があります。

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住宅ローン利用時の頭金の相場は?

住宅ローンを利用して一軒家を購入する際は、「頭金」という物件代金に充てるまとまったお金を用意するのが一般的です。頭金を用意すると、以下のようなメリットがあります。

・毎月の返済額が少なくなる
・利子の負担を減らせる
・住宅ローンの審査が通りやすくなる

頭金が多くある場合は、住宅ローンの借入総額を抑えることができるため、同期間での返済で比較すると、毎月の返済額が少なくなるというメリットがあります。もしくは、同じ借入総額で比較すると、ローンの返済期間を短くすることにつながるため、利子の負担を減らすことができます。

計算機と家の模型
※イメージ写真

ちなみに、「2020年度フラット35利用者調査」によると、建売住宅を購入した人の頭金の平均額は、247.3万円(同7.1%)。土地付き注文住宅を購入した人の場合は、440.5万円(同10%)。また、中古住宅の場合の頭金の平均額は、198.7円(同8%)となっています。

なお、頭金ゼロで住宅ローンを組めるケースもあります。ただし、頭金ありの場合と比べて、審査が厳しくなったり、金利が高くなったりすることもあるため注意しましょう。また、築年数が古い中古物件や性能基準を満たしていない物件など、担保となる物件の評価額が低い場合は、頭金ゼロで購入するのはより難しくなります。

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一軒家の維持費はどのくらい?

一軒家の購入後には、月々ランニングコストがかかります。どのような費用がかかるか具体的に見ていきましょう。

固定資産税・都市計画税
固定資産税とは、土地と建物にかかる税金で、都市計画税とは、都市計画で指定されている市街化区域内の建物や土地にかかる税金です。これらの税金は毎年かかります。

毎年自治体から不動産の所有者に、「固定資産税評価額」および「課税標準額」という価額が記載された納税通知書が送付されます。そして固定資産税と都市計画税は、課税標準額に対して一定の税率を乗じた額となります。これらの税金は、納税通知書が届き次第、一括納付か分割で支払います。

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家のメンテナンス費用
購入した一軒家で長く暮らしていくためには定期的なメンテナンスが必要です。一般的に一軒家の場合、外壁・屋根の塗装や水回りなどの内装リフォームを築20年~30年くらいのタイミングで行う必要があるといわれます。外壁・屋根塗装は家の形態によって異なりますが、数十万円から数百万円かかります。水回りすべてをリフォームする場合も高額な費用が必要です。

マンションの場合は、修繕費として毎月積み立てていきますが、一軒家の場合は、自分で修繕を行わなければなりません。将来必要になるメンテナンス費用を計画的に積み立てるようにするとよいでしょう。

一軒家購入の流れ

ここまでは一軒家購入にかかる費用と維持費について説明してきました。ここから先は、一軒家の購入の流れをご紹介します。一軒家の購入は、一般的に以下のような流れで行います、それぞれについて具体的に見ていきましょう。

なお、こちらは完成済みの一軒家を購入する場合の流れとなっています。注文住宅の場合は必要な手続きが異なる点に注意してください。

住宅展示場を見学する夫婦
※イメージ写真

[ 1 ] ライフプランの見直しと資金計画
一軒家の購入を検討し始めたら、最初にライフプランを見直すようにしましょう。子どもの教育資金や自分たちの老後資金などを、今後どのように貯蓄していくかについてプランを立てておくと安心です。また、世帯収入がこの先どのように推移するかに関しても考慮しながら、ライフプランと資金計画を見直し、住宅購入に充てる自己資金を決めていきましょう。

[ 2 ] 物件の希望条件の絞り込み
物件の価格帯を決め、住みたい希望のエリアや間取りなどの希望条件を絞り込んでいきます。通勤通学に便利で、日常の買い物に不便がない環境を選ぶことも大切です。また、出産や老後の生活を考慮して間取りを決めていくとよいでしょう。

[ 3 ] 物件探し
物件を探す際、不動産のポータルサイトを利用すると便利です。ポータルサイトには多くの情報が集まっており、予算やエリアなどの条件を入力すれば物件を検索できます。既にエリアが決まっていたら、周辺の不動産会社に声を掛けるのもよい方法です。

気になる物件を見つけたら、現地見学を申し込みます。見学の際は、物件だけでなく、周辺環境もチェックしましょう。駅、スーパー、学校、病院などへの経路も調べておくと安心です。

長谷工アーベストでは、住まい探しのプロである「住まいアドバイザー」が、あなたの住まい探しを無料でサポートします。物件探しの相談はもちろん、見学予約の代行、住宅ローンのシミュレーションまで、住まい探しを全面的にお手伝いしますので、ぜひ一度ご利用ください!

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[ 4 ] 物件購入の申し込み
気に入った物件が見つかったら、「購入申込書」を提出します。その際、「申込証拠金」を求められることもあります。申込証拠金は、契約後に売買代金の一部に充てられます。

[ 5 ] 住宅ローンの事前審査
購入の際に住宅ローンを利用する場合は、金融機関によって住宅ローンの審査が行なわれます。審査は事前審査、本審査の2段階に分かれていて、事前審査では、借り入れ時の年齢、完済時の年齢、年収、健康状態、購入予定物件の情報などから判断し、融資が可能かどうか、またいくらくらいの融資が可能かについて審査されます。審査にかかる日数は金融機関によって異なりますが、およそ3日~7日程度です。

[ 6 ] 売買契約の締結
不動産会社と売買契約を結びます。このとき、購入代金の一部を手付金として支払います。手付金は決済時に、購入代金または諸費用の一部に充てられることが一般的です。

[ 7 ] 住宅ローンの本審査
金融機関で2回目の審査、本審査が行われます。本審査に通過すれば、融資を受けられます。審査前に本人確認書類や収入関連書類、物件関連書類などの必要書類を用意しておきましょう。審査にかかる日数は金融機関によって異なりますが、およそ1週間~2週間程度です。

[ 8 ] 物件の立ち合い
売主や不動産業者と物件の状態を確認します。万が一、建物にキズ・汚れなどを発見した場合は、引渡し日までに修繕してもらいましょう。このときに、室内のサイズを測っておくと、家具や家電を購入する際に便利ですよ。

[ 9 ] 物件の引渡し・入居
残金を決済します。売買代金を支払い、依頼した司法書士が不動産の所有権移転登記を行います。所有権移転登記を行うことで引渡しは完了し、その後に鍵を受け取れば、いつでも入居できます。

ライフプランと資金計画を立て一軒家の購入を!

一軒家の購入は、人生に大きな変化をもたらす一大イベントです。一軒家を購入してより幸せな生活を安心して送るためには、住宅ローンの支払いの負担が大き過ぎないことが大切です。毎月の住宅ローンの支払いをスムーズに行えるように、無理のない範囲の価格で物件を探し、資金に余裕をもって購入に臨むようにしましょう。

ライフプランに基づいて資金計画をしっかりと立て、一軒家の購入の流れ1つ1つを確実にクリアして、希望の一軒家を手に入れてくださいね!

家の模型を手にする家族
※イメージ写真

情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

株式会社グロープロフィット代表取締役。不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、不動産キャリアパーソン、中小企業診断士。不動産の専門家として、不動産鑑定やコンテンツのライティングを行う。

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