収納ガイド
傘をスッキリ収納してスマートな玄関へ!
家族4人暮らしです。最近は傘がずいぶん増えて困っています。傘立てに収まりきらないので、玄関の壁に傘を立てかけているのですが、玄関が乱雑に見えて仕方ありません。傘はどうやって収納したらよいのでしょうか?スッキリした玄関にする方法を教えてください。
傘はあっという間に増えていくアイテムです。傘の適正量を把握できれば、スッキリした玄関が実現しますよ。
情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀
目次
傘は何本ありますか?
傘を収納する前に、今ある傘の量を知ることから始めましょう。今あるすべての傘を一度ぜんぶ出してみてください。そして、何本あるか数えます。家族の人数よりもかなり多くなっていたら要注意ですね。
あっという間に増える傘
傘は、放っておくとどんどん溜まっていってしまうアイテムのひとつです。外出先で急に降りだした雨のためにビニール傘を買うという人は多いのではないでしょうか?雨が降るたび、家族全員が傘を買っていたら、次々と増えていくばかりです。やがて、晴れた日にも傘が玄関に出しっぱなしになっているということに…。本数が多いお宅は、傘について見直してみることをおすすめします。
天気予報のチェックを怠りなく!
傘を増やさないための対処法は、とても簡単。「朝(出がけ)に天気予報を見る!」ことだけです。家族の誰かが予報を見て「今日は傘がいるよ」とみんなに伝えれば、傘の増え過ぎを防止できるだけでなく、無駄な出費を防ぐこともできますね。
傘の適正量とは?
適量は家族の人数分+2本
さて、傘の適正量とはどのくらいでしょうか?
基本は、各自の傘1本、折りたたみ傘1本を目安にして考えてみましょう。家族の人数分と、その他シンプルなモノが2本ほどあればOKです。来客用に、また派手さを控えなければならない場合などもこれで大丈夫!
もちろん、ファッションに合わせて傘も変えたい方は自分で数を決めましょう。その場合は洋服と同じ扱いです。余分な傘は各自のクローゼットにしまってくださいね。
傘の上手な使い方と手放し方
使う傘、不要な傘を分類する
傘は、開いてみてサビや故障がないか、確認しましょう。開きが悪いモノも処分の対象ですね。雨の中、なかなかさせない状態はストレスとなります。特に折りたたみ傘には開けてみると使いにくいモノがありますので、再度確認してください。
そして、各自の適正量を玄関に置いたら、あとは手放すか別の場所に在庫としてしまってください。そして普段は玄関にある傘から使い、壊れたら在庫を出して使っていきましょう。
リサイクルやフリマで処分を
傘を手放すときは、新しいモノならフリーマーケットやリサイクルショップへ持っていくのもよいでしょう。また、ゴミとして処分するなら、傘の金属部分と布の部分の分別が必要だったりもします。お住まいの地域の処分方法を確認してから、処分するようにしてくださいね。
傘をスッキリ収納するコツとは?
濡れたままはNG!
傘の収納は、下駄箱内の傘の収納スペースか、傘立てを利用している方が多いと思います。
傘を収納するときは、乾いた状態で収納するように心がけましょう。下駄箱に濡れたまま入れてしまうと、靴が湿気を吸ってしまいますし、傘にカビが生えてしまいますから、要注意です!
家の外で濡れた傘を乾かしてから家に入れるようにすると確実ですね。雨の日に帰宅したら傘は玄関の外の傘立てに置き、お天気のいい日に干してから下駄箱に入れましょう。
玄関先に置けない場合は、玄関内の傘立てに一旦置き、やはりよく乾かしてから、収納します。
シンプルな傘立てでスタイリッシュな玄関に!
傘立てというと、一昔前は丸い筒型が主流でしたが、最近はスリムでコンパクトな傘立てが人気です。デザイン性が高くおしゃれなのに、収納力があるのも特徴です。
ドア裏に付けるマグネットタイプの傘立てもあり、狭い玄関をスタイリッシュに見せることができます。今は傘立てのバリエーションが豊富ですから、ご自分の玄関にフィットするお気に入りを見つけると、雨の日も楽しくなりますね。
アイデア次第でスッキリ玄関を実現!
傘立てを玄関に置きたくない、という方もいることと思います。下駄箱の扉の内側に、タオル掛けのハンガーを固定して、傘を吊るしてみてはいかがでしょう。また、下駄箱の中や玄関に隙間があるなら、突っ張り棒を使って、そこに傘を吊るすのもアイデアです。
余分な傘を片付け、適量のお気に入りの傘だけを大切にする。そうすることで、玄関はスッキリと片付き、使いたいモノをサッと出しやすくなります。また、お掃除もしやすくなりますね。雑然とした玄関を片付けて、使いやすくスマートな玄関を目指していきましょう。
情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀
整理収納アカデミアマスター、整理収納アドバイザー1、2級認定講師、ルームスタイリスト・プロ、住宅収納スペシャリスト認定講師。「笑顔のある暮らし」の実現を目指した、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提案している。暮らしStyle代表、三児の母。