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Question

ひとつのクローゼットを夫婦や兄弟姉妹で使うコツ

最近、引っ越したのですが、寝室にあるひとつのクローゼットを夫婦で使うことになりました。まだ引っ越したばかりで、お互いの洋服がごちゃ混ぜになっています。これから整理していこうと思うのですが、ふたりの洋服をきれいに収納するにはどうしたらよいのでしょう?よい方法を教えてください。

Answer

まず、互いのエリアを決めることが大切です。左は夫、右が妻というように空間を縦に分割するとよいでしょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

目次

互いのエリアとルールを決める!

ひとつのクローゼットを夫婦で使ったり、子ども同士が同じクローゼットを使っているお宅は多いことでしょう。広いウォークインクローゼットであろうと、普通のクローゼットでも、ルールがないとお互いの洋服が混在していて、とても不便です。

夫が服をハンガーに掛けたら、妻の洋服が下に落ちてしまった…。
自分が着たい洋服をすぐに見つけられずにイライラした…。
そんな経験があるのではないでしょうか?

お互いのエリアがひと目で分かるようにクローゼットを分割しましょう。この方法は、子ども同士がひとつのクローゼットを使う際にも適応できます。

クローゼット 洋服
※イメージ写真
ひとつのクローゼットを夫婦で使う収納術

では、ひとつのクローゼットを夫婦で上手に使うための具体的な方法をお伝えしましょう。

ウォークインクローゼットは一面ずつ使用する
ウォークインクローゼットがコの字になっている場合、ひとり一面ずつ使うようにします。
余った一面は、半々にして使用するか、シーズンオフの衣類やアウターなどカテゴリを決めて分けるという方法もよいでしょう。

寝室のクローゼットの場合
[ 1 ] 扉で分割する
扉の形状にもよりますが、観音開きなら扉に合わせて正面を真ん中で区切り、左側の扉のスペースは夫が使用し、右側の扉は妻が使う、という簡単なルールを作ります。

[ 2 ] センター位置を決める
次に、互いの洋服がはみ出さないように、ハンガーポールの中央にマスキングテープを巻き、センター位置を決めます。

[ 3 ] ハンガーの本数を決める
ふたりの洋服が混在しないようにするために、ハンガーの本数をお互いに決めましょう。
たとえば、今掛かっているハンガーの数が最大とし洋服を新しく購入すると1枚古い洋服を手放す、余ったら各自で保管し掛かっていないハンガーを他の人が使わない…という簡単なルールで定量を守りひと目で自分の衣類が分かるうえに、スッキリしたクローゼットになりますよ。

クローゼットの下部には衣装ケースを
ハンガーポールに掛けた洋服の下の空きスペースにはプラスチック製の衣装ケースを置き、有効に活用しましょう。夫婦それぞれの衣装ケースを用意し、小物(靴下やハンカチなど)やTシャツなどたためる衣類を収納します。

衣装ケースは、中に収めるモノのサイズに合わせて高さを選んで購入します。衣類をたたみ立てて収納する際、輪を上にするとインデックスのように見やすく、選びやすくなります。
また、立てると高さが必要な衣類、低く収まる衣類があるので中身に合わせた1段ずつの収納ケースが使いやすいでしょう。また中に何が入っているかが分かるようにラベリングしておくとよいでしょう。

服の量はクローゼットの広さに合わせる
ひとつのクローゼットを夫婦で使う場合、洋服が増えすぎないように注意することが必要です。サイズが合わなくなった服や数年着ていない服は、溜めこまずに早めに処分するように心がけましょう。

スッキリしたクローゼットをキープするためには、一定の枚数以上の洋服を持たない、と決めることも大切です。節約にもつながりますし、コーディネートを考えるのも楽になります。

兄弟・姉妹でひとつのクローゼットを使うには?

同じクローゼットを子どもたちが使う場合は、分かりやすく覚えやすいルールを作ってあげましょう!

子どもの洋服
※イメージ写真

ルールを覚えてもらう
子どもには子どもの守れる簡単なルールを決めることで、仲良く使うことを覚えてもらいましょう。
まず、右側、左側の扉でどちらを誰が使うかを決めます。ポールの中央には可愛らしいマスキングテープを貼りましょう。
ハンガーの掛ける部分にそれぞれに気に入ったマスキングテープを巻いてみると自分の洋服が分かりやすくなります。

子どもの目線に合わせた収納を
子どもの目線に合う低めの位置に収納スペースを作ってあげましょう。クローゼットに収縮自由なハンガーラックを置いたり、低めの位置につっぱり棒を設置して洋服を掛けるようにします。自分の目線に合ったクローゼットなら、自分で洋服を取り出したり、片付けができるようになります。

本来のハンガーポールには、シーズンオフの洋服や帽子などを掛けておきましょう。

衣装ケースには楽しい工夫を
それぞれの衣装ケースには、ひと工夫施してあげたいものですね。たとえば、布をケースに貼ってオリジナルの衣装ケースを作ってみてはいかがでしょう。ブルー系の布はお兄ちゃん、ピンクの布は妹用に…。自分専用のかわいい衣装ケースがあれば、洋服選びも楽しくなることでしょう。子供ができることを少しずつ増やすことで「自分でできた!」が将来、片付けが好き、そして上手になるきっかけに繋がります。

ひとつのクローゼットをふたりで上手に使いながら、快適な暮らしを楽しんでくださいね。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー1級認定講師/&STORAGE代表 1000件を超えるご家庭の整理収納サービスや多数の住宅メーカーで収納監修を手掛ける。(セミナー受講生は6000名を超える)人・モノ・空間を整え『美しく、心地よく暮らしやすい』を提案している。