収納ガイド
観音開きタイプのシンク下収納に便利なアイテムとは?
しまっておきたいモノを無造作に入れ込んでしまい、シンク下の収納スペースが物置きのようになっています。どうしたらきれいに収納することができますか?ちなみにうちは観音開きタイプの収納です。
高さも深さもある観音開きタイプのシンク下収納は、100円均一ショップなどで手に入るアイテムを使えば、きれいに整理された使いやすい収納スペースになりますよ。
情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子
目次
最大限にスペースを活かした収納術で使いやすく!
キッチンのシンク下収納は、引き出し型(スライドタイプ)と観音開き型の2タイプ。ここでは、観音開き型の収納術をご紹介します。
高さも奥行きもある観音開き型は、それぞれのお宅のシンク下スペースに合った収納を目指したいものです。
基本的には、よく使うモノは手前に、ストック類など使用頻度の少ないモノは奥に収納するようにします。また、シンク下には水道管があるため湿気がこもりがち。湿気に弱いモノを入れておくと、カビや傷み、悪臭発生の原因になることもあります。その点にも気をつけて収納しましょう。
収納したいモノに合ったアイテムを使ってスペースをフル活用!
観音開きタイプは、高さを活かす収納を!
空間が広い観音扉型には、大きなモノや高さのあるモノをたくさん収納できるため、つい詰めこみ過ぎたり、手前にあるモノばかりを使ってしまう傾向があります。
さらに、シンク下の一番の特徴は、配水管の存在です。配水管を上手によけながら、100円均一ショップなどで簡単に手に入るアイテムを使ってムダのない収納を目指しましょう。
●ラック
シンク下の上部まで空間をムダなく活用するにはラックがおすすめ。最近は、横幅を自由に伸縮でき、棚板の高さを調整できるラックが出ています。配水管をよけて設置できる2段式のワイヤーラックは、前後のポールに棚板を設置することで配管分を避けてセットでき、空間を無駄なく使い切ることができとても便利です。また、棚板によって空間を高さで2段に仕切ることができるため、手の届きやすい上段にはよく使う鍋、やかん、ボウルなどを収めれば、かがまずに取り出しやすくすっきり収納できますよ。
コの字ラックもおすすめのアイテムです。配水管をよけながら、複数のコの字ラックを配置すれば、使いやすい収納スペースができあがります。
また、プラスチック製やステンレス製のすのこ棚もおすすめです。湿気がたまりやすいシンク下にぴったりです。
●ファイルボックス
縦収納に便利なのがファイルボックス。いろいろなサイズがあり、用途に合わせて選べるのでムダなく収納できます。鍋は1つずつファイルボックスに入れ、洗剤類や保存容器などは1つのファイルボックスにまとめておくと、出し入れもスムーズです。
●ディッシュスタンド
立てて収納するのに便利なディッシュスタンド。お皿の他にも、鍋のフタなどを立てて収納できます。
シンク下の扉裏もひと工夫で収納率アップ!
見落としがちな観音開きの扉裏。ちょっとした工夫で収納量を大幅アップできますよ。
●ワイヤーカゴ
ワイヤーカゴには、キッチンばさみやラップ、油、調味料などを収納。扉の開け閉めがしやすい大きさのモノを選ぶようにしましょう。
●タオルハンガー
タオルハンガーを取り付ければ、ゴミ袋などをかけて収納できます。必要なときにサッと取り出せますね。
使い勝手のよいシンク下収納で、毎日の家事が楽しくなる!
毎日使うようなモノはワンアクションで取り出せる収納が理想ですよね。使いたいモノがすぐに取り出せる、使い勝手のよい収納にすることで、家事が効率アップすると同時に、毎日の料理や片付けが楽しくなりますよ!
●シンク下・コンロ下の収納に関する記事はこちら
シンク下やコンロ下の収納方法についてご紹介しています。
情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子
整理収納アドバイザー1級認定講師/&STORAGE代表 1000件を超えるご家庭の整理収納サービスや多数の住宅メーカーで収納監修を手掛ける。(セミナー受講生は6000名を超える)人・モノ・空間を整え『美しく、心地よく暮らしやすい』を提案している。