収納ガイド
大切な手紙をきれいに収納する方法とは?
手紙やはがきがずいぶん溜まってしまいました。手紙には相手の気持ちがこもっているのでなかなか処分できません。増えていく手紙やメッセージカードなど、どうやって収納したらよいか教えてください。

手紙やはがきはそのままにしておくと収拾がつかないほど溜まってしまいます。処分するものと残すものを仕分けして、大切な手紙はきちんと保管しましょう。
情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加
目次
捨てられない手紙の収納のコツ
人生の節目や誕生日に届くセレブレーションカード。懐かしい友人や親族からの手紙。子どもからもらう絵手紙。保管場所を決めずに、そのまま放っておくとリビングは手紙や書類で散乱状態に。
特に手紙やはがきは年々溜まっていくために、どう保管したらよいか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?今回は、大切な手紙やはがきをきれいに収納する方法をお伝えしましょう。

まずは整理整頓しよう
まず、今ある手紙やはがきなどを全部取り出しましょう。ひとつひとつを読み返しながら、大切にしておきたい手紙とそうでないものを分類していきます。
自分にとって大切な人からの手紙やカード、心に響くメッセージなどは保管するようにします。一生保管しておくほど重要ではないと判断したものは、感謝を込めながら処分するようにします。
手紙の目的は、内容を読んでもらうこと。手紙を読み返し、書かれた内容を充分受け取ったら、処分しても問題ありません。
なお、処分する前に相手の住所を記録しているかどうかをチェックしましょう。返事を出したくなったとき、新しく手紙を送りたくなったときに役立ちますよ。
保管期間を自分で決めよう
以前は大切に思えていた手紙でも、数年後に読み返したら処分してもよいと思えることもあるでしょう。たとえば、保管期間を3年と決めた場合は、3年毎に見返して、新しい手紙も含めて、不要なモノを処分していきます。
大切な手紙の保管の仕方
保管し続けたい大切な手紙をピックアップしたら、続いては具体的な保管の仕方についてお伝えします。
はがきファイル・硬質カードケースに挿入する
はがき専用のファイルが売られています。残しておきたいはがきは、ファイルに収納してもよいでしょう。絵はがきを収納していくと、やがて見応えのある一冊のビジュアルブックができあがりますよ。
さらに、B5やA4サイズの硬質カードケースに挟むとオリジナル下敷きに! 子どもの書いたイラストのような手紙は、カードケースに挟んで下敷きにすると実用使いができておすすめです!


ペーパーフォルダーを使ってボックス収納
よく書類などを整理するときに使う、紙のフォルダーを何枚か用意します。
フォルダーのインデックス部分には年号などを書き入れ仕分けします。
手紙類を入れたペーパーフォルダーは、箱やカゴ、あるいはファイルボックスに収納しましょう。
スクラップブックにする
子どもがよくお絵かきをしたり、お手紙をくれたりすることがありますよね。それは大切な宝物ですし、残しておきたい作品です。スクラップブックに貼って保管することをおすすめします。
子どもが大きくなったときに見せてあげましょう。子どもの思い出はアルバムのようにきれいに保存したいものです。

ラッピング紙で包む
手紙やはがきなどを、美しいラッピング紙で包んでみるアイディアです。年毎に違う紙で包み、年数を表記します。その後、お気に入りのカゴ、引き出しやファイルボックスにまとめて収納するとよいでしょう。紙で丁寧にラッピングされた手紙は、まさに贈り物。紙で包むことで、大切な手紙の変色や色あせを防ぐこともできますよ。
●カゴやボックスを使った収納に関する記事はこちら


壁掛けで見える収納
額縁、レターラック、ウォールポケット、ボードなどを使って部屋に飾る形で手紙をおいてもよいでしょう。より思い入れのある大切な手紙を常に目にすることができます。
●壁面を使った収納に関する記事はこちら

●手紙以外の書類に関する記事はこちら

大事にしたいものを分類するために手紙を読み返すひと時。当時の思い出が懐かしくよみがえることでしょう。心がこもったメッセージだからこそ、いつまでもきれいに保管していきたいものですね。

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加
薬剤師・整理収納アドバイザー2級認定講師・企業内整理収納マネージャー。整理収納の理論に脳科学を活用した独自のメソッドで「片付け力」を身に付ける方法を、スクールやメディアで発信。家事を効率化して、自分の時間や家族との時間を充実させる方法をご案内。
HP:http://yutorijikan.blog.jp/