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マンションのゴキブリ対策!廊下やベランダの侵入を防止するには
ゴキブリが大の苦手です。今度引っ越すマンションに、もしゴキブリが出たらと思っただけで怖いです。何か対策方法はありますか?

日々の暮らしの中で、できればゴキブリは目にしたくないですよね。ゴキブリは発生の原因を知ることで適切な対処法が分かります。しっかり対策を行って、快適な暮らしを守りましょう。
情報提供:マンション暮らしガイド編集部
目次
ゴキブリ発生の原因を知っておこう!
ゴキブリは、発生する前にしっかりと対策することで発生を防ぐことができます。そのために、まずゴキブリ発生の原因を知っておいてください。
ゴキブリが家に侵入するのはなぜか、それは生きるために必要な水分と餌を求めているからです。そして、ゴキブリが住むために理想的な、適度な湿気と保温性がある場所を探して家に侵入し、住みついて、最悪の場合は卵を産み、住み家にしてしまいます。
ゴキブリ発生を回避するために、ここでは侵入経路や餌となるものをご紹介します。
ゴキブリの侵入経路
ゴキブリは、わずか3mmの隙間でも侵入してしまいます。マンションの場合、一般的な侵入経路として考えられる場所は、玄関のドアや窓はもちろん、排水溝や、換気扇・エアコンなどの隙間といった場所が挙げられます。
また、植木鉢や段ボールは、ゴキブリの好む環境が揃っています。お店で購入した植木鉢にゴキブリが卵を産んでいてそれをベランダに置いてしまったり、宅配業者から配達された段ボールに卵が付着していて、それをそのまま室内に持ち込んでしまったりすることもあります。
ゴキブリの餌となるもの
・食べ物
・皮膚や髪の毛、フケ
・埃
・ペットの糞
・段ボール
侵入経路として取り上げた段ボールは、そのまま食料にもなるので注意が必要です。
ゴキブリ発生の対策をしよう!
ゴキブリの発生原因が分かったところで、今度は対策を考えてみましょう。ゴキブリが侵入できない状態にし、万が一侵入してもそこに居座らせないようにすることが重要です。
隙間を塞ぐ
ゴキブリは、わずか3mmの隙間でも軽々と侵入してしまいます。侵入経路を徹底的に断ち切り、ゴキブリの入口をシャットアウトしましょう。
窓などの隙間には、ホームセンターなどで販売している隙間テープを使う、エアコンのホースを通す穴などは専用のパテで埋めるなどをするとよいでしょう。エアコンのホースからの侵入や排水溝にはストッキングなどを被せて侵入を防ぐのもおすすめです。
こまめに掃除をする
前述の餌となるようなものは極力部屋に置かないように心がけましょう。そのためには、こまめな掃除、こまめな換気が重要です。電子レンジや冷蔵庫の下、ベッドの下など、ゴキブリが好む狭くて薄暗い場所は特に重点的に掃除しましょう。
ゴキブリが苦手なもので撃退
ゴキブリは、ハーブやアロマが苦手とされています。それらを部屋に置くというのもゴキブリを寄せ付けない方法といえます。
ミントやローズマリー、タイム、ラベンダーなどを部屋やベランダに取り入れてみてはいかがですか?また、柑橘系のアロマやスパイスなどの香りも苦手とするようなので、ルームフレグランスとしお使いいただいてもよいでしょう。
ゴキブリの駆除方法を知っておこう!
いろいろ対策をしても発生してしまったゴキブリは、早目の駆除が重要です。各種殺虫剤をはじめ、駆除の方法もさまざまですので自分に合った方法を実践してください。
殺虫剤を使う
ゴキブリ用の殺虫剤は、大きく分けて3種類あります。部屋などに出現したゴキブリに直接噴射するスプレータイプ、部屋に隠れたゴキブリを一斉に退治する燻煙タイプ、ゴキブリに食べさせて殺す毒餌タイプです。
燻煙タイプは、部屋中のゴキブリを駆除するのには最適ですが、部屋に強烈なにおいが残ったり、焚いている最中に部屋に入れなかったりするので要注意。毒餌タイプは、その餌を食べたゴキブリの排泄物をほかのゴキブリが食べると、そのゴキブリも退治できるのが特徴です。よりゴキブリが好みそうな場所に置くことが重要です。
ガムテープで駆除
長い棒に粘着力の高い布ガムテープを巻き付け、部屋に出現したゴキブリを捕獲する方法もあります。ゴキブリを貼りつけたまま、スーパーの袋などで蓋をして、さらにガムテープでしっかり密閉してそのまま廃棄するだけです。原始的な方法ですが、部屋に殺虫剤の臭いが残らないというメリットがあります。
専門の駆除業者に依頼
ゴキブリを見るのも嫌という人は、専門駆除業者に任せるという方法もあります。ゴキブリ駆除の知識に長けたプロフェッショナルの作業なので安心して任せられます。ゴキブリの駆除、養生、毒餌設置、アフターフォローなどが大まかなサービス内容ですが、業者によって異なるので興味のある人は問い合わせてみてください。
ゴキブリが出にくい物件を選ぼう!
物件を決める際に、できるだけゴキブリが出にくいマンションを選ぶというのも重要なポイントになります。ゴキブリが発生しづらい環境で、前述の対策を行えばゴキブリに遭遇する機会はぐっと低くなるでしょう。
マンションの上層階
ゴキブリは、あまり高くは飛べないので、高層階のマンションを選ぶのがおすすめ。ただし、マンションのエレベーターや排水溝など、ゴキブリが伝わって高層階まで移動することもあるので、あくまでも低層階より高層階の方が遭遇率が低いと捉えておいた方がよいでしょう。
築年数が浅い
築年数が古いマンションは、外壁や排水溝など汚れが目立ってきます。また、外壁にヒビが入ったりして気密性が低くなってくる場合もあります。ゴキブリが侵入しやすく住みやすい条件が揃ってくるので、新築や築年数の浅い物件の方が遭遇率は低いといえます。
1階にコンビニや飲食店が入っていない
コンビニエンスストアや飲食店など、食品を扱うお店は、ゴキブリが好む餌はもちろん、厨房の冷蔵庫やコンロ周りなど、あたたかくて狭くて湿気の多い場所が沢山あります。きれいに見えるコンビニも揚げ物などを扱っていたりと、バックヤードにはゴキブリには理想的なスペースが確保されているケースが多いので注意しましょう。
近くに公園や畑がない
自然の多いスポットは、虫にとって住みやすい場所です。当然、ゴキブリにとっても快適な場所となります。近くに自然の多いスポットがないだけでもゴキブリとの遭遇率は低くなってきます。
風通しや日当たりがよい
ゴキブリは、日当たりの悪いジメジメとした場所を好みます。ということは、逆に湿気の多い環境にはなりにくい、風通しのよさや日当たりのよさがゴキブリ遭遇率を下げてくれるといえます。
ゴキブリと遭遇しない暮らしのためにできること、お分かりいただけたでしょうか?多角的、徹底的に対策を打って、ゴキブリと無縁の快適なマンション生活を送りましょう。

情報提供:マンション暮らしガイド編集部
マンション暮らしガイドの編集部から、マンションの選び方や購入の流れなど、マンションに関する情報をお届けします。