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福岡県の住みたい街(駅)ランキング2019!今年急上昇したのはどの街?
福岡への移住を検討しています。福岡県の人気の街や駅はどこになるのでしょうか?福岡県の住みたい街(駅)ランキングを教えてください。
政令指定都市のなかでも抜群の人口増加率を誇る、いま注目の福岡県。2019年の住みたい街(駅)ランキングでは、去年はランクインしなかった街も登場しました。
情報提供:マンション暮らしガイド編集部
福岡の住みたい街(駅)ランキング!2019年の動向は?
陸、海、空の交通インフラが発達していることから、九州及びアジア諸外国の玄関口として広く認知されるようになった福岡県。ここ数年は人口増加も顕著で、2019年現在の居住者は510万人を超えているといわれています。
今年も長谷工アーベストが独自で調査した2019年の住みたい街(駅)ランキング福岡県版では、交通の利便性、生活環境のよさから、博多や大橋、西新、薬院などがランクインしているほか、去年ではランキング圏外だった街(駅)も顔をのぞかせる結果となりました。
現地に住む人を対象に行ったアンケート結果では、「博多駅や天神駅へのアクセスのよさ」を住みやすさとして評価しているようです。
また、ランキング内の街のほとんどが、福岡県の中心地として知られる福岡市内の街であることから、利便性が重視される結果となったことが分かるでしょう。そのほか、再開発による街の発展に期待が寄せられ、人気を上げた街も見られます。
それでは、1位から10位までを順番に、街の人気の理由と魅力をご紹介していきましょう。
1位:博多 (昨年1位)
前年に続き、博多(駅)が1位を獲得する結果となりました。人気の理由は、やはり充実した交通インフラでしょう。空港に直結している福岡市営空港線をはじめ、JR山陽新幹線、JR九州新幹線、JR鹿児島本線、JR篠栗線、JR博多南線と6つの路線が通っており、九州最大のターミナル駅として知られています。
加えて、天神南~橋本の間を走る福岡市営地下鉄七隈線が、2022年度に博多駅まで延伸される計画もあり、今後ますます交通アクセスが充実していくでしょう。
駅周辺は商業施設も充実しており、利便性が高いのが魅力。公園が多くあり、都心部でありながらも、のんびりと過ごすことができそうです。物件価格こそ高めですが、それでも一度は住んでみたい街として、いまだ根強い人気があります。
●空港線沿線だと、福岡市内のアクセスが良好だし、博多駅の近くに商業施設や生活利便施設がコンパクトにまとまっていて住みやすい。(30 代・単身)
●駅ビルやその周辺など、魅力的なお店がたくさん集まっている。どんどん街が楽しくなっている。 (60 代・単身)
●ターミナル駅で、交通機関や商業施設が集まっていて便利。家賃はちょっと高めだが、住んでみたい。 (40 代・4 人家族)
●空港にも行きやすいし、新幹線・JR・地下鉄・バスなど様々な交通機関がそろっている。 (30 代・単身)
2位:大橋 (昨年3位)
前年から順位を1つあげて、大橋が2位にランクイン。福岡県の中心地と知られる福岡市(いわゆる博多エリア)は、中央区、博多区、東区、南区、西区、城南区、早良区の7つの区に分けられており、大橋はこのうちの南区に位置しています。
都市部から少し離れているものの、落ち着いた雰囲気と周辺に商業施設が増えたこと、駅の改築が行われきれいになったことが人気の理由となりました。
西鉄天神大牟田線を使えば、天神駅まで直通で12分ほど。バスも多く出ており、アクセス面でも不便を感じさせません。西鉄天神大牟田線は2017年から、特急列車が大橋駅に停まるようになりました。
●再開発が進んでいて、駅も新しくきれいになったから。(20 代後半・2 人家族)
●バスや電車など多くの公共交通機関が利用できる。最近は特急も停まるようになり、さらに便利になった。 (20 代後半・2 人家族)
●都心に近く、利便性も高いが、街が静かで治安が良い。(30 代・2 人家族)
3位:天神・西鉄福岡 (昨年10位圏外)
福岡市内、中央区に位置する西鉄福岡(天神)駅は、去年の11位から人気が急上昇して3位にランクインしました。福岡の中心地にあることと、交通アクセス、買い物、ともに利便性が抜群であること、若者が多く活気がある、などの理由から、再評価される結果となりました。去年から駅近くの商業施設もリニューアルオープンされ、さらなる発展が期待されています。
乗り入れている路線は、私鉄の西鉄天神大牟田線と、地下鉄の福岡市地下鉄空港線、七隈線の3つ。駅前のロータリーでは高速バスも乗り入れており、県内だけではなく、九州地方全体へのアクセスにも便利な街(駅)といえます。
繁華街ということもあり、グルメも充実しています。他県から移住してきた人にとっては、福岡ならではの食事が楽しめるのも、魅力の1つとなりそうです。
●天神は福岡の中心街だし、デパートに歩いて行けて便利。 (20 代後半・3 人家族)
●若い人が多く、街として活気があるから。 (30 代・2 人家族)
●都心で、勤務先にも近い。仕事や買い物便を考えると、とても便利でいいと思う。(50 代・4 人家族)
4位:西新 (昨年5位)
去年から順位を1つ上げて4位となった西新は、駅前の商業施設、商店街が賑わっており、ファミリー層に人気のある街です。実際に住んでいる人からは治安のよさを魅力に挙げている声もありました。
海に近く、ほどよく自然がある落ち着いた雰囲気や、住み心地のよさに加え、今年からはマンションと商業施設の複合再開発ビルが開業します。街が変化し続けていることも後押しとなり、人気を維持する結果となりました。
通っている路線は、福岡市地下鉄空港線。天神駅までは7分ほどでアクセスが可能です。
●都心に近く、交通便も良い。活気のある商店街もあり生活に必要なお店もそろっているので、 生活しやすいと思う。 (40 代・3 人家族)
●街並みがきれいで治安が良い。海に近く、自然もほどよくあって住みやすい。 (40 代・2 人家族)
5位:薬院 (昨年2位)
天神駅と博多駅、両方へのアクセスがよい薬院が今年もランクインしました。中央区に位置しており、通っている路線は、福岡地下鉄七隈線と、西鉄天神大牟田線の2つ。ランキング上位の街に共通している特徴と同様に、充実した商業施設の数も人気の理由となっています。
駅周辺はオフィスビルも立ち並ぶ反面、おしゃれなカフェや雑貨店も多く、女性に人気の街としても知られています。博多駅ほど賑やかではなく、夜も落ち着いた雰囲気のなかで生活がしたいという人には、薬院への居住がおすすめです。
●天神に近いし、博多にも地下鉄に乗り換えればすぐ行ける。交通アクセスが良いので通勤が楽。 (30 代・2 人家族)
●通勤にも買い物するのにも便利な街。落ち着いていて住環境が良い。 (50 代・2 人家族)
6位:小倉 (昨年7位)
去年から順位を1つあげて小倉がランクイン。ランキング内では唯一、福岡市外にある街(駅)。北九州市に位置する小倉は、博多と並んで県内の中心都市として知られています。路線の数も多く、JR鹿児島本線、JR日農線、JR日田彦山線、JR山陽新幹線、北九州都市モノレール小倉線と5つの路線が乗り入れています。
文化施設、商業施設が多いことに加え、病院の数も充実しており、リタイア後の生活も見据えて小倉に居住をしている人も少なくありません。賑やか過ぎず、不自由過ぎないそんな適度な生活環境が魅力となっています。
●病院関係や、リタイヤ後のサポートが充実しているから。 (30 代・2 人家族)
●北九州の交通の要だと思うし、特に不自由なく過ごせる生活施設が揃っているから。 (50 代・3 人家族)
7位:姪浜 (昨年4位)
都市の利便性と自然の豊かさがほどよく共存している姪浜が、去年に続いてランクインしました。福岡市地下鉄空港線と、筑肥線の2路線が通っており、博多、天神まではいずれも20分もかからずにアクセスできます。空港線は始発駅でもあるので、朝の通勤の負担も軽減されるのではないでしょうか。
大きな公園や教育施設も充実しており、子育て世代に人気のある街です。また、海沿いの街としても知られており、夏には花火大会も行われます。フェリーで10分ほどの距離にある能古島(のこのしま)は、観光地として県内外問わず人気があります。
●空港線一本で都心に出られるし、始発駅なので通勤に便利。(30 代・5 人家族)
●都会にも田舎にも近く、住むのに丁度良い落ち着いたエリア。 (30 代・3 人家族)
●商業施設も多く、区画整理された街なので、綺麗。 (40 代・3 人家族)
8位:千早 (昨年8位)
福岡市の東区は県内でも屈指の再開発エリアとして知られています。東区にある千早でも、まさに新築マンションの建築と商業施設の整備・リニューアルが続々と行われています。西鉄貝塚線とJR鹿児島本線の2路線が通っており、博多、天神までのアクセスも抜群。
年々、再開発による発展していく街の様子に期待を寄せ、今年もランクインしました。新しく居住してきている人も増え続け、さらに活気付く千早の街に注目です。
●新しいマンションが多く、お店もたくさんあって住みやすい。車がなくても生活できそう。 (30 代・5 人家族)
●JR と西鉄駅の両方が使える。快速停車駅なので都心へのアクセスが良い。(60 代・2 人家族)
●新しい街なので街並みがきれい。商業施設も多くて便利。 (30 代・2 人家族)
8位(同率):香椎 (昨年10位圏外)
千早と同様に福岡市の東区にあり、再開発の著しい香椎が、今年は初のランクインです。香椎地区の近くにつくられた人工島・アイランドシティでは高層マンションの建設も予定されており、人口増加と、土地の資産価値の向上を期待する声が挙がりました。
西鉄貝塚線、JR鹿児島本線、JR香椎線の3路線が乗り入れており、博多や天神といった中心地へも行きやすいのが魅力。実生活としての住みやすさと、再開発による将来性が人気の理由となりました。
●香椎は、まさに福岡の衛星都市。開発が進み発展的な街になっている。(50 代・4 人家族)
●博多・天神にも行きやすく、おしゃれで程よく栄えている。(30 代・4 人家族)
8位(同率):藤崎 (昨年10位圏外)
再開発で注目されている千早、香椎と並んで同率8位にランクインしたのは、福岡市早良区の藤崎。西新と並んで、福岡市の西側の副都心としての人気があり、メディアでも度々住みやすい街として紹介されています。北側は海、南側は山に囲まれた自然豊かなエリアとなっています。利便性も十分で、乗り入れている路線は、福岡市地下鉄空港線。博多へは10分以内に着ける好立地にあります。天神へも乗り換えなしでアクセスが可能。
昔から愛されている商店街もあり、利便性と豊かな自然が共存した、ほどよい生活環境が魅力となっています。
●地下鉄空港線なら、天神や博多に乗り換えせずにアクセスできる。(60 代・3 人家族)
●交通の便が良く、都心に出やすい。周辺に利便施設も充実していて住みやすい。 その割に家賃も安いから。 (20 代後半・5 人家族)
2020年の福岡は?
福岡県の住みたい街ランキングを1位から10位まで順番にご紹介してきました。去年同様、福岡の中心地である博多や天神へのアクセスのよさから人気の集めた街、加えて再開発により注目され始めた街が新たにランクインされるなど、多少の変動があった結果となりました。
基本的な住環境や、交通の利便性、都市開発による街の発展性、治安、教育施設の数など、いざ生活するとなると、その街に求める要素はさまざまなものがあることが分かります。ランキングの上位に選ばれた街は、どれもその理想を叶えてくれる街といえそうです。
株式会社長谷工アーベストでは、住みたい街の調査結果以外でも、「今後注目していく街」のアンケート(ランキング)結果も公表しています。住みたい街ランキングでは圏外だった街が、注目の街ランキングではランクインしているという結果も。
たとえば「糸島」や「越前前原」は、新しいお店が増えたことや、大学が移転され街が発展しそうといった理由で、福岡県内の住人から注目を集めています。
福岡県内では多くの都市開発事業が進められていますが、特に話題を呼んでいるのが、福岡市が主導する、事業開発の規制緩和を促す「天神ビックバン」と呼ばれる都市開発事業です。この再開発事業の効果で、新たなオフィスビルや商業施設が次々と建設されており、県外からの移住者による人口増加がさらに期待されています。
政令都市でありながら、同じ東京よりも格段に安い地価、今なお進む都市開発、良好な交通アクセス、福岡ならではの食文化など、魅力が尽きない福岡県に今後も注目です。
出典:住みたい街(駅)ランキング2019(福岡県),長谷工コーポレーション
http://www.haseko.co.jp/hc/information/upload_files/20190826_hub.pdf
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