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マンションで表札ってつけるべき?メリットとつけるときの注意点は?
最近マンションに住み始めたのですが、表札ってつけるべきなのでしょうか?周りはつけているところもあれば、つけていないところもあり、自分はどうするべきか迷っています。

表札をつけることで、誤配達を防げたり、災害時の援助を受けやすくなったりなどのメリットも。ただ、一方ではプライバシーの観点では注意も必要。
情報提供:マンション暮らしガイド編集部
目次
マンションの表札事情
自分の住宅であることを知らせるために、名字や名前を記した表札をつけるのは、日本では当たり前の文化といえるでしょう。ただここ最近では、プライバシーを重視する価値観も生まれ、防犯上の理由から、表札をあえてつけずにいる家庭も少なくありません。
ことマンションにおいては、郵便番号と部屋番号がわかれば、自分の住居を知らせることができます。そんなマンション内で表札をだすメリットは、どんなものがあるのでしょうか。表札を付ける際の、マンション独自の注意点とともにご紹介していきましょう。
マンションで表札をつける3つのメリット
マンションで表札をつけることによるメリットは、主に以下の3つが挙げられます。
[ 1 ] 誤配達・誤配送を確実に防ぐことができる
多くの階層や部屋番号があるマンションでは、たまに違う階の住人の荷物や、似た番号の住人の郵便が届いてしまうことがあります。逆もしかりで、自分の荷物・郵便が他人の手に渡ってしまうことも。表札をつけることで確実に誤配達・誤配送を防ぐことができるので、プライバシーの点でもメリットがあるといえます。
[ 2 ] 災害時の援助が受けやすくなる
玄関ドア前やエントランスのメールボックスに表札をつけておくことで、自分が居住していることを確実に証明することができます。表札をだしていないところと比べるとすぐに住んでいることがわかるので、いざという災害時には、声をかけてもらえることも。
[ 3 ] コミュニティを築けている証になる
表札を表にだすことは、マンションの近隣住民との信頼関係が築けている証にもなります。この良好なご近所づきあいができているという証は、実はマンションの資産価値を上げるうえでも試算項目の1つになっていて、とても重要な要素になります。
表札をだすという行為は、ある種の周囲とのコミュニケーションの1つでもあるといえます。互いが信頼しあえるマンションコミュニティをつくり、資産価値を上げるという点でも、表札をだすことには大きなメリットがあります。
マンションで表札をつけるときの3つの注意点
マンション内で表札をだすことにはメリットがある一方で、注意するべき点もいくつかあります。考えられる注意点は、以下の3つ。
[ 1 ] 家族構成や名前を知られてしまう
周囲に自分の名前を不用意に知らせたくない、家族構成を知られたくないという方には、表札をだすには注意が必要です。そもそも表札をだすのは日本独自の文化であり、海外では防犯上・プライバシーの観点から、名前をだしているところはほとんどないと言われています。
[ 2 ] セールスへの対応がわずらわしくなる
表札をだすということは、その部屋に確実に人が住んでいることを証明することにもなります。訪問営業などのセールスが表札を見て判断し、やってくることも。そういったセールスへの対応をわずらわしく感じる方には、大きなストレスとなりそうです。
[ 3 ] 表札を自分で変えたい場合は、管理組合に許可と確認を
表札の形や素材は、マンション内で統一されていることがほとんどです。主な素材は樹脂プレート、ステンレス、アクリルなど。せっかく表札をつけるなら、個性がわかるような、自分の好みのものにしたいと思う方もいるはず。
マンション内で表札を変える場合は、勝手に変えることはせず、事前に管理組合に相談するようにしましょう。表札がかけられる外廊下は、マンション内では共用部分にあたります。個人でリフォームができる専有部分ではないので、トラブルにならないためにも、許可を取ってから変えるのが確実です。

情報提供:マンション暮らしガイド編集部
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