収納ガイド
掃除機の収納方法とは?毎日の掃除がラクになる収納術!
掃除機の出し入れが面倒で、つい掃除がおっくうになってしまいます。ホースをつけたり外したりしなくてはならないし、幅も取るのでイヤになります。上手な掃除機の収納について教えてください。
掃除機は使う動線に合わせた場所に収納します。また、専用の掃除機ワゴンなどに収納をすると使い勝手が格段によくなります。できればハンディモップなど、ほかの掃除用具も近くに収納しましょう。
情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加
目次
掃除機はどこに収納すればよいの?
掃除機は生活に欠かせない大切なアイテム。しかし、スペースを取るため、収納場所に困っている人も多いのではないでしょうか?掃除機は頻繁に使うモノですから、出し入れしやすいように収納することが大切です。また、見た目もおしゃれな収納をしておくと、日々のお掃除が楽しくなりますよ。
動線に合わせた場所に収納する
まず、掃除機を始めとする掃除に必要なモノをどこに収納するかを決めましょう。考え方のポイントは2つ。掃除をスタートする場所をどこにするか?そしてどのコースで掃除をするか?
この2点を決めたら、その動線に合う場所に掃除機を収納しましょう。たとえば掃除を始める場所が寝室なら、寝室の押し入れやクローゼットへ。廊下からスタートするなら、階段下収納などの大容量スペースに収納します。また、玄関から掃除をスタートする場合は、玄関収納や玄関脇の納戸などに掃除機を収納するとよいでしょう。
なお、収納スペースが少なく、掃除のスタート地点付近に掃除機を収納するのが難しい場合もありますよね。そんなときは、掃除機を収納できる場所を掃除のスタート地点に定めて、日々の掃除をするのがおすすめです。
また、掃除機を出してすぐに使えるように、掃除機は組み立てたまま収納しておくと便利です。ただし、ほかの生活用品の出し入れの妨げにならないように気をつけましょう。
掃除用具もまとめて収納する
床用モップやハンディモップ、はたきなど、掃除用具も掃除機の近くにまとめて収納しましょう。そうすれば、掃除の後片付けが楽になりますよ。サッと取り出せてすぐ使えるよう、フックなどで吊るしておくとよいでしょう。
また、雑巾やスポンジ、使い古しの歯ブラシ、スクレーパー(ヘラ)、住居用洗剤、重曹など掃除に使う細かいアイテムなども一緒に置いておくと探す手間が省けます。まとめて収納してあると、ストックの残量が一目で分かるので管理もしやすく便利です。
小さな掃除用具は、カゴやバスケットなどにまとめて入れておきましょう。探す手間が省けるうえに、見た目もおしゃれな印象になり、持ち運びもラクです。
自分の家の掃除機のタイプを知ろう!
ひと口に掃除機といっても、タイプはさまざま。紙パックの掃除機から、コードレスやロボット式までさまざまな種類の掃除機がありますね。あなたの家の掃除機はどのタイプでしょうか?掃除機の種類による特徴を知り、すっきり収納するにはどうしたらよいかを探っていきましょう。
紙パック掃除機・サイクロン掃除機
紙パック式の掃除機は、ゴミが溜まったら紙パックごと捨てればよいのでお手軽で衛生的、お手入れも簡単です。吸引力を保つために定期的に紙パックを交換する必要があります。メーカー純正の紙パックだと少々お高めという注意点も。
サイクロン式掃除機は、遠心力で吸い込んだ空気を回転させてダストケースにゴミだけを集める方式。紙パックを使わないので、購入し続けるというランニングコストが不要です。溜まったゴミをこまめに捨てる必要があり、フィルターが備わっているタイプは定期的に水洗いする必要も。比較的お手入れに手間がかかる方式ともいえるでしょう。
コードレス掃除機
最近主流のコードレス掃除機。電源コードの場所に困らず、コードがからまったりせずにスマートに掃除できるのが魅力です。軽量モデルが多く、女性が片手で持ち運べ、操作できるのがポイント。
スティック型のコンパクトタイプだと、狭い場所でも楽に掃除できます。また、ハンディタイプの小型掃除機は、軽量さが魅力のアイテム。階段や車のシートの掃除、床に落ちたパンくずをすぐに掃除したいときなどに大活躍します。
しかし、ゴミが多く溜められない点と、吸引力が優れているとはいえない面があります。
ロボット式掃除機
近年、注目を集めるロボットタイプ。掃除機本体にセンサー、カメラが装備され、ゴミを見つけると、家の中を自動で動き回って掃除してくれます。メーカーにより機能に違いがありますが、部屋の間取りや状況を学習し、自動充電できるタイプが大多数です。掃除の負担を減らしたり、留守がちのお宅に向いています。
掃除機の種類別、収納方法
次に、掃除機のタイプに合った収納方法をお伝えします。最近では、目的・種類別に、一家に何台か掃除機がある住まいも増えてきました。それぞれどんな収納をしたらよいのか、詳しく見ていきましょう。
紙パック掃除機・サイクロン掃除機
見えるところに置くと生活感が出てしまう紙パック式やサイクロン掃除機。こうした掃除機は、クローゼットや押入れ、階段下の収納スペース、あるいは玄関の収納スペースなどに収納します。
衣類と一緒に掃除機を入れることに抵抗がある人は、クローゼット専用ワゴンや、掃除機ラックなどを利用しましょう。どちらも掃除機を解体しなくてよいのですぐ使えますし、目隠しにもなります。ほかの掃除用具も入れられるため、掃除がしやすくなりますよ。
また、クローゼットや玄関の収納スペースなどに収納する場合は、コンセントがあるかどうかを確認しましょう。
コードレス掃除機
最近のコードレス掃除機はインテリアに馴染むデザインのモノが多いため、しまう収納ではなく、見せる収納をしてもおしゃれです。
また、収納場所は、使う頻度の高い場所に収納するとよいでしょう。
リビング、キッチン、廊下など、ゴミやホコリが出やすいため、掃除機の出番が多くなる場所です。
たとえば、キッチン。冷蔵庫とレンジ台の間にある隙間に置いたり、冷蔵庫の側面に強力なマグネットをつけ、そこに掛けたりすることもできます。
コードレス掃除機は縦型で軽量のモノが多いため、おしゃれなフックを使い、壁に掛けておくのもよいでしょう。掃除機を出し入れしやすい状態で、目に付く場所に置いておけば、家族が掃除機をかけてくれる頻度も上がります。
ハンディタイプの掃除機は、スティックタイプと同様、見えるところに置いてもよいですが、小さいので使う場所のすぐ近くに置いておいてもよいでしょう。その場合には、小さな掃除道具を入れたカゴに収納して、掃除グッズをひとまとめにしておくと便利です。
ロボット式掃除機
外出中に、またはほかの家事をしている最中に、自動で掃除をしてくれるお掃除ロボット。掃除が終わると、自動で収納場所に戻り、充電するという賢さも。そのため、コンセントの近くに収納場所を作るようにします。
ゴミが出やすいリビングのフロアに直接置いたり、脱衣所の収納棚の床面のスペースなどに収納したりすると便利です。その際、ロボットが通るスペースを充分空けておくように注意しましょう。
掃除機の収納アイテムをDIY!
掃除機を収納するなら、できるだけきれいに、そしておしゃれに収納したい…。しかし、お金はかけたくない!そういう人のために、100円均一ショップの商品で簡単にDIYできる掃除機収納アイテムをご紹介します。
100円均一ショップで揃う!簡単DIY
100円均一ショップならどこでも売っている、すのこ。このすのこを掃除機に合った大きさにカットしてキャスターを取り付けます。それだけで、北欧風のナチュラルなキャスター付き収納に早変わりします。掃除機を押し入れに収納するときも、このキャスター付き収納があれば楽に動かせますし、おしゃれ感も倍増です。
また、ガーデニング用のスチール製大型キャスターを利用しても同様の効果が。キャスター同士を結束バンドで連結すれば、掃除機を簡単に乗せることができます。
ワイヤーネットを組み合わせて、ボックスを作るのもよいアイデアです。5枚のワイヤーネットを結束バンドでつなぎ合わせていけば、簡単にボックスを作ることができます。下にキャスターをつければ、スムーズに動かすことができます。
ちなみに、収納スペースに制限があるため、掃除機を分解しないと収納できない、という人もいることでしょう。その場合は、100円均一ショップのランドリーバスケットが役立ちます。掃除機を分解して入れましょう。軽く、取っ手も付いているので、持ち運ぶこともできます。
掃除が終わったら、分解してバスケットへ。そのまま収納スペースへ運びましょう。掃除機の出し入れがとても簡単になりますよ。
掃除機は家をきれいに保つために必要な家電製品です。頻繁に使うモノだけに、合理的に、そして素敵に収納したいものですね。
取り出しにくいと、掃除がおっくうになることも。出し入れしやすい収納をこころがけ、いつでもすぐに使えるようにしておきましょう!
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納戸の意味の説明から有効活用する方法までご紹介します。
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昔ながらの押入れを有効活用するには、空間を5つのゾーンに分けて使いこなすのがポイントです。
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毎日のコーディネートがラクになるようなクローゼットの使い方を紹介しています。
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せっかくの大きなスペースを活用するためには、収納の形や奥行き、入れるモノの使用頻度などを考慮することが大切です。
情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加
薬剤師・整理収納アドバイザー2級認定講師・企業内整理収納マネージャー。整理収納の理論に脳科学を活用した独自のメソッドで「片付け力」を身に付ける方法を、スクールやメディアで発信。家事を効率化して、自分の時間や家族との時間を充実させる方法をご案内。
HP:http://yutorijikan.blog.jp/