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収納ガイド

2019.03.26

Question

紙袋の収納に大切なことって?ポイントは「使うため」に取っておく!

紙袋の収納に困っています。ブランドのお店の紙袋などは特に捨てづらくて、いつか使うかも、なんて考えるので日に日に増えてしまい、気づけばすごい数になってしまいました。収納のコツなどあれば教えてほしいです。

Answer

紙袋の収納で大切なのは「いつ使うか」の用途を明確にして保管しておくこと。一度使い道を整理して、分別から始めていきましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

目次

紙袋ってどうして増えるの?

家の中を見まわしてみてください。ところどころに紙袋が散らかっていたりしませんか?雑誌類の中に紛れ込んでいたり、買った服と同じクローゼットの中に放り込みっぱなしになっていたり。その他にも、押し入れの中、棚の上、など、気づけばたまってしまう紙袋。どうしてこんなに、紙袋って増えてしまうのでしょうか?

「いつか使うかもしれない」
「なんとなくもったいない」

家で散らかりがちなモノの中でも、特に紙袋にはそんな感想を抱きがちです。最近はどのお店でもらう紙袋もデザインがおしゃれで、ついつ取っておきたくなるものばかりですよね。また、友達との買い物にでかけたときについつい買いすぎて、そのぶん紙袋も増えてしまうことも。

家の中にしまっておける容量も忘れてしまい、気づけばあふれかえる寸前、なんてことになって、収納に頭を抱える方も多いのではないでしょうか。そんなたまってしまいがちな紙袋も、実は少しのコツをおさえるだけで、誰でも上手に収納できてしまいます。

女性と紙袋
※イメージ写真
まずは紙袋を3サイズに分け、用途別で整理しよう!

大量の紙袋を整理するには、まずは大中小の3サイズに分けて、さらに用途別で分別してみることをおすすめします。ご紹介していくいくつかの使い道の例を参考にしながら、家にある紙袋を集めて、サイズごとに、その紙袋はいつ、どんな時に使うのかという、用途をいくつかピックアップしてみてください。

使い道その1:袋(入れ物)として使う
使い道の1つは、単純に何かを入れるために使うというもの。用途として、たとえば、以下のような例が考えられそうです。

[ プレゼント用、他人に渡す用 ]
ひとにプレゼントを渡すときの入れ物として、もしくは、借りていたモノを返すときの入れ物として、紙袋が役立つときがあります。保管している紙袋の中でも比較的状態がよく、きれいなモノを選ぶとよいですね。小サイズや中サイズが、比較的役立ちやすいです。

[ 持ち運び用 ]
お弁当を入れるためや、大きなモノであればクリーニングに出す洋服を入れるモノなど、個人で使う紙袋は持ち運び用として分類できます。サイズ別に、用途を細かく設定できると、さらによいでしょう。

[ 宅配便などの発送用 ]
荷物を送る際に包みにもなるのが、紙袋の便利なところですよね。最近では、売買が個人間でできるフリマアプリも流行っていて、特にこの用途で取っておく主婦の方なども多いかもしれません。比較的大きいサイズが役立ちます。

使い道その2:収納用に使う
紙袋のもう1つの使い道は、モノの収納用に使うという方法です。形やサイズ、デザインなどが多様な紙袋は、いろいろなモノを収納するのにとても便利です。

代表的な例は、以下の通り。

[ ゴミの整理用 ]
捨てる予定の雑誌を紙袋にしまっておけば、そのままゴミ捨て場に出すことができます。使い勝手がよいうえにいつでも捨てられるモノなので、とても便利。比較的大きなサイズの紙袋は、特にこの用途に重宝されそうですね。

[ 野菜室や冷蔵庫での収納用 ]
意外と便利なのは、野菜室や冷蔵庫に紙袋を用いるという方法。例えば野菜室では野菜ごとにひとまとめに収納しておけますし、冷蔵庫内でも調味料類などは紙袋に収納しておけば、こぼれたときも冷蔵庫内が汚れず、紙袋を捨てるだけなので、掃除の手間がかかりません。野菜室や冷蔵庫内の高さに合うように簡単に切って加工できるのも、紙袋ならではの利便性です。

[ 引き出し整理用 ]
野菜室や冷蔵庫での収納と同じく、紙袋自体を加工・リメイクし、引き出しでの整理に使うという方法もあります。増えすぎてしまったけれど捨てるにはもったいない紙袋も、こうした工夫で無駄なく使うことが可能です。底の幅が広いタイプの紙袋が重宝します。

[ 洋服の仕分け ]
サイズが大きめの紙袋は、洋服の仕分けグッズとしても使えます。季節の洋服ごとに紙袋に入れて、袋の側面など見えるところに中身をメモしてそのまま押し入れに保管しておけば、いざというときもすぐに取りだせて便利ですね。

[ そのほか・リメイク ]
材質が紙であるため、少しの工夫でさまざまな収納グッズに早変わりします。木や釘を使うようなDIYよりも、ずっと簡単。厚紙などを使ってさらに補強すれば収納ボックスを作ることもできますし、おしゃれなデザインのものなら植木鉢のカバーにする、なんていう方法もおすすめ。

ご紹介したほかにも、ご自身で思いつく用途、必要なシーンごとに、一度紙袋を分けてみると、必要なものとそうでないもの、適正な量がきっと見えてくるはずです。

紙袋
※イメージ写真
紙袋の収納でやるべきことって?

紙袋の使い道を整理できた後は、収納する際にやるべきことをご紹介していきます。

紙袋を仕分け・厳選する
家中の紙袋を集めて用途ごとに分類した後は、適正量を決めていきましょう。取っておく紙袋の数があまりにも多い場合は、厳選して残す紙袋を決めていきましょう。それぞれの用途ごとに〇個まで、と自分でルールを作ることをおすすめします。キレイな紙袋のみ残す、など自分なりに厳選の基準を決めてみるのもよいでしょう。

仕分けも用途で分けるだけではなく、さらにサイズごとに分けてみるなど、より丁寧に仕分け・厳選すれば、本当に必要な紙袋のみが手元に残るようになっていくはず。

収納するモノ(道具)を決める
紙袋自体をしまう収納道具選びも、大事な収納ポイントの1つです。100円均一ショップで簡単にそろうようなケースやボックスを使ってみてもよいですし、シンプルなディッシュスタンド、おしゃれなカゴのバッグを用意したり、大きい紙袋を加工して、専用の収納グッズとして使うのもおすすめ。用途、サイズごとにボックスで分ければいざ使いたいときもすぐに取り出せて、より快適に。

収納する場所を決める
収納する場所決めも大切です。ひとまとめに保管しておける定位置があるとベスト。野菜室や冷蔵庫での収納に使う紙袋セットはキッチンの近くに置いておくなど、使い道によって位置を考えてみるとよいでしょう。いずれも「常にしまいやすく、取り出しやすい」ことを念頭に、収納する場所を決めてみてください。

紙袋のたたみ方と向きを工夫する
収納グッズにしまった紙袋は、すぐに取り出せるようにしておきたいところ。そのためにはたたみ方も工夫しましょう。収納場所や使う収納グッズ、紙袋のサイズも多様なので、臨機応変にたたみつつ、一定のルールを決めて自分の方法を編み出してみるのがいいでしょう。

たとえば、収納グッズに入れた紙袋は、底を常に上向きにしておく、というアイデア。簡単につかんで取り出せるのでおすすめです。

紙袋収納は「いつ使うか」を念頭に整理する

紙袋の収納術をご紹介してきました。自分がいつ、どのような場面で使うかを意識して、一度、家にある紙袋を厳選してみてください。自分なりのスタイルを決めながら収納していくのも、家事の楽しみの1つになるかもしれませんよ。

また、紙袋は案外速いペースでたまっていくモノでもあります。定期的に見直しをして、その都度整理するよう心がけてみてください。収納方法をマスターすれば、の散らかりにいちいちストレスを抱えることもありません。心おきなく買い物を楽しみましょう!

買い物する女性
※イメージ写真

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

薬剤師・整理収納アドバイザー2級認定講師・企業内整理収納マネージャー。整理収納の理論に脳科学を活用した独自のメソッドで「片づけ力」を身に付ける方法を、スクールやメディアで発信。家事を効率化して、自分の時間や家族との時間を充実させる方法をご案内。