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Question

裁縫道具の収納のコツとは?裁縫が楽しくなる収納アイデアをご紹介

この前、お裁縫を趣味にしようと決めたのですが、肝心の裁縫道具をどこにしまったか分からず苦労しました。今後、裁縫道具を使う頻度も増えそうなので、収納のコツやアイデアがあれば、ぜひ教えてください。

Answer

頻繁に裁縫するなら、作業をする場所の近くに裁縫道具をまとめて収納するのがポイント。作業中に、ちょこちょこ取り出すのは面倒なので、まとめてボックスを移動してきて、脇に置いて作業できるような収納がオススメです。特によく使うモノは、さらに小さなケースにひとまとめにし、持ち運べるようにしておくと便利になります。小物類は仕切りやケースなどを利用して収納し、ごちゃつきを防ぎましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

目次

裁縫道具収納のよくある悩みって?

服のほつれやボタン付け、雑貨の手作りに裁縫道具は欠かせません。しかし、いざ使おうとすると、どの箱や缶にしまったか分からなくなっていたり、せっかく見つけても蓋を開けてみたら中身がぐちゃぐちゃだったり……なんてことも。

裁縫道具を使いたいときにすぐ取り出せないのは、なかなかのストレスですよね。今回は、裁縫道具の収納場所や、中身がごちゃつきがちな裁縫道具の収納アイデアをご紹介していきます。

ごちゃついた裁縫道具
※イメージ写真
裁縫道具の収納場所はどうやって決めるの?

裁縫道具の収納を考える際に、まず困るのは「どこに道具をしまっておくか」ではないでしょうか?収納場所を考えるうえでのポイントは、ずばり、自分が道具を使う頻度です。使用頻度によって収納場所は変わっていきます。

【普段よく使う人】は頻度によって場所の工夫を
よく裁縫をする人は、マチ針や縫い針、ピンクッション、糸、はさみ、チャコペン、メジャーといった、裁縫の基本のソーイングセットは、裁縫作業をする場所の近くにひとまとめにしておきましょう。また、裁縫道具のそばに、重くて持ち運びしにくいミシンも収納しておくとさらに便利ですね。

裁断した生地の余りや布のストックなどは、裁縫道具の基本セットほど使用頻度が高くないため、別の場所を用意して収納するのもよいでしょう。たとえば、透明なプラスチックケースに色ごとに分類して入れて、押し入れやクローゼットなどに収納しておけば、一目でどの色の布や生地が欲しいかが分かり、見栄えもよくなります。

ケースに入った裁縫道具
※イメージ写真

【あまり使わない人】は持ち運びできるような工夫を
裁縫道具自体を持ってはいるけれど頻繁に道具を使わない場合は、置き場所にそれほどこだわる必要はありません。いつでも使えるよう、なるべく分かりやすい(覚えておきやすい)場所に収納しておくとよいでしょう。
小ぶりなケースやボックスを用意し、コンパクトに裁縫道具をまとめておけば、持ち運びにも便利です。ほとんど裁縫をしないのであれば、簡単な裁縫セットだけを持つのもよいですね。

小さな裁縫箱
※イメージ写真
裁縫道具の効果的な収納方法は?

針や糸など、サイズの小さい小物類が多く、中身も散らかりがちな裁縫道具。ここでは裁縫道具の効果的な収納アイデアをご紹介していきます。

方法その1:引き出しに収納
裁縫をする机の引き出しにスペースがあれば、裁縫道具の収納場所として使いたいところです。引き出し内でごちゃついてしまわないよう、引き出し内の高さに合わせた仕切りやケースを用意するのも忘れずに。仕切りケースはホームセンターや100円均一ショップなどで探すことができます。種類が豊富にあるので、机の雰囲気にあった素材を選ぶこともできるでしょう。

また、作業机に引き出しがない場合は、作業する場所の近くに軽めの引き出しを利用するのもよいアイディアです。作業する際に、引き出しごと机に運べばよく、片付ける際も便利です。引き出しは、軽くて運びやすいものをおすすめします。

引き出しに入っている裁縫道具
※イメージ写真

方法その2:収納グッズを使う
裁縫道具とミシンを一緒にしまっておける大きなサイズの裁縫箱から、手軽に持ち運びできるケースまで、裁縫道具の収納にはさまざまなグッズが用意されています。裁縫箱やケースの使用はぜひおすすめしたいところですが、最近はその種類や数も膨大で、どれを選んだらいいか分からない、と悩む方も多いほどです。

使用頻度や用途によってふさわしい収納グッズがあり、一概にどれが一番おすすめなのかをご紹介するのは難しいですが、今回は収納グッズを使った一例を、写真付きでご紹介していきます。

プラスチックケースと裁縫道具
※イメージ写真

上の写真は、プラスチックのケースに裁縫道具一式をひとまとめにした例です。裁縫道具専用の収納道具を用意するほかにも、こうした汎用性の高い簡単なケースを利用するのもよい方法です。

小物類を小分けして収納したところ
※イメージ写真

ボタンやクリップ、マチ針、メジャーといった、裁縫道具のなかでも特に小さい小物類は、さらにケースや袋を用意して小分けすることで散らかりを防ぎましょう。

ラベリングされたケース
※イメージ写真

また、上の写真のように、3つの半透明のケースには、ボタン、ミシン小物、ぬい糸が入っています。そうして分類しておくことで、スムーズに必要なものを取り出すことができます。それぞれのケースに何が入っているか一目で分かるように、シールを使ってラベリングしておきましょう。また、ケースは同じサイズのものを揃えることで、統一感が出てさらに見栄えがよくなります。

なお、裁縫道具のなかでも特によく使うモノを厳選して、簡単な持ち運びセットを作っておくことをおすすめします。作業する際に、手が届くところに持ち運びセットを置いて作業すると、効率的で、片付けも簡単です。また、家のなかの作業だけではなく、習い事や趣味の集まりなど外出先で裁縫をするような場合でも、そのまま持っていくことができるため、便利です。

そのほかのおすすめの収納アイデア

裁縫道具の収納ケースのアイデアは、上記の写真で紹介したプラスチックケース以外にも、さまざまあります。

たとえば大工仕事に使うような工具箱を裁縫セットの収納に使うのもおすすめです。工具箱はさまざまな工具を収納するために作られているので、中に仕切りやスタンドが用意されていることが多いです。そのような工具箱の場合、裁縫道具を収納するのにも便利といえるでしょう。

工具箱
※イメージ写真

また、使わなくなった旅行用のアタッシュケースを収納場所にするという方法もおしゃれでしょう。アタッシュケースは頑丈なだけでなく、縦置きで自立する点も魅力です。クローゼット内の細い隙間にも収納が可能なため、普段は隠しておきたいという人におすすめです。ただし、この場合、中身がゴチャゴチャにならないように、ケースに小分けして整理することをおすすめします。

アタッシュケース
※イメージ写真

あるいは、使わないかごやバスケット、可愛いお菓子の空き缶や箱などを利用するのもよいでしょう。自分好みのおしゃれなデザインの収納ケースに入れて、裁縫道具を持ち運べるようにしておくと、気分が上がりますよ。しかも、可愛い見た目のケースであれば、インテリアとして飾っておくこともできます。

お菓子の空き箱に入った裁縫道具
※イメージ写真

このように、裁縫箱として使うケースに決まりはなく、自分好みのケースを利用することが可能です。中身を仕切って、ごちゃごちゃにならないように工夫することで、世界にひとつだけの裁縫箱を作ってみてはいかがでしょうか?

裁縫道具の収納は、定期的に見直しを!

裁縫道具の収納方法・アイデアをご紹介してきました。気をつけたいのは、裁縫道具は子どもの成長や趣味の変化などによって、使い方や使用頻度が変わりやすいものでもあるということ。生活の節目などで、「本当にこの収納が使いやすいのか?」という視点で収納場所や方法を定期的に見直すことも大切です。

裁縫道具をどこでどのように使うことが多いのか、使用頻度はどれくらいなのか、自分の状況にあった適切な収納方法を編み出してみてください。自分に合った収納アイデア、収納グッズを見極めて、日々の快適な暮らしにつなげていきましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

薬剤師・整理収納アドバイザー2級認定講師・企業内整理収納マネージャー。整理収納の理論に脳科学を活用した独自のメソッドで「片づけ力」を身に付ける方法を、スクールやメディアで発信。家事を効率化して、自分の時間や家族との時間を充実させる方法をご案内。