収納ガイド
ドライヤーの上手な収納方法とは?
ドライヤーの収納場所に困っています。使ったらすぐしまうほうが見た目はいいけれど、朝晩使うものなので、なんとなくそのへんに置いてあるというのが実情…。何か、いいアイディアはありませんか?
使いやすさ重視なら「出しっぱなし収納」、見た目重視なら「しまう収納」がおすすめ。どちらの場合も、長いコードの絡まりをきちんと防ぐのがポイントですよ。
情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加
ドライヤー収納に迷う人が多いのはなぜ?
あなたは、ドライヤーをどのくらい使っていますか?
使わない人はずっと使わないけれど、使う人はほぼ毎日使っているのがドライヤー。たいていのお宅では家族共用、あるいは1家で1~2台なので、人が多ければそれだけ頻繁に使われていることになります。
なるべく使いやすく管理したいものですが、「長いコードがかさばる」「使用後は熱を持っている」というのが、ドライヤーの困りどころ。あなたのドライヤー収納のお悩みは、次のいずれかに当てはまるのではないでしょうか?
・コードが絡まって出し入れしにくい
・熱を持った状態でしまうのに抵抗がある
・出しっぱなしだと生活感が出る
では、これらのお悩みを解決する収納について考えていきましょう!
あなたはどっち?2タイプのドライヤー収納方法
ドライヤーの収納についての考え方は、おもに次の2タイプに分かれるようです。
・使いやすいのが一番!出しっぱなし派
・とにかく隠したい!見えない所にしまう派
「出しっぱなし派」におすすめの収納アイディア
なるべくコードを束ねず、「使ったら元に戻す」をラクに行えるような置き方がおすすめです。
・洗面台にカゴを設置して収納
・タオルハンガーにS字フックなどを利用し吊るして収納
「しまう派」におすすめの収納アイディア
引き出しなどにそのまましまうのではなく、ケース類に収めてからしまうとごちゃつきを防げます。
・洗面台の鏡裏収納に、ピッタリサイズのケースやボックスなどを設置して収納
・洗面所の引き出しに、カゴやボックスを設置して収納
・洗面所の収納扉裏に、フックや専用の収納グッズを取り付けて収納
「しまう派」の場合、コードが絡まない収納にするには、「ドライヤー1台につき1区切り仕切る」というのが理想です。たとえば、ドライヤーが2台ある場合は、ボックスを2つ用意します。「2台のドライヤーを1ボックスに収めたい」といった場合は、コードを束ねましょう。マジックテープのようなもののほか、100円ショップでもコードを束ねるグッズが見つかります。グッズを選ぶときは、ドライヤーのコードから外れにくい形状のものがおすすめ。マジックテープタイプの場合は、本体から離れないようにホッチキスなどで止めておくと紛失を防げます。
また、ヘアサロンなどで見かけるようなドライヤー専用のハンガーも、最近は100円ショップで見つかります。ご自宅のドライヤーの形状に合えば、こうした収納グッズも選択肢のひとつ。熱が発散しやすいように工夫されている上、しまうときはドライヤーの筒先を差し込むだけなので収納も簡単!事前にドライヤーのサイズを計測し、直径が合うものを選んでくださいね。
ドライヤーと一緒に収納しておくと便利なもの
ドライヤーと一緒に使うものは、グルーピング収納しておくこともおすすめです。
たとえば、ブラシやスタイリング剤などは、同じボックスでなくとも近くに置いておくだけで、使うときにスムーズに出し入れできます。ちなみに、ブラシも1つにつき1ボックスが取り出しやすいのでおすすめです。
ヘアアイロンを持っている場合は、ドライヤー収納の一部として、同様に収納しましょう。ただし、ヘアアイロンはドライヤーよりも高熱になりやすいので、「しまう収納」には十分注意を。一時的に「出しっぱなし収納」にして、棚などに冷えるまで置いておくのも一案です。
自分にとってよりよい収納方法を選ぶ
ドライヤー収納、自分は「出しっぱなし派」か「しまう派」か、検討できましたか?
ドライヤーに限らず、家の中のほかの場所の整理・収納においても、「自分にとってよりよい収納方法を選ぶ」というのは大切なことです。
「自分は、どんな収納がしたいのか?」「自分には、どんな収納が向いているのか?」を考え、好みやライフスタイル、そして家族にも合った収納方法を選んでください。特に、家族共用のドライヤーについては、家族の意見もよく聞いてみてくださいね。
情報提供:整理収納アドバイザー MakeLife+Consulting代表 今井 知加
薬剤師・整理収納アドバイザー2級認定講師・企業内整理収納マネージャー。整理収納の理論に脳科学を活用した独自のメソッドで「片づけ力」を身に付ける方法を、スクールやメディアで発信。家事を効率化して、自分の時間や家族との時間を充実させる方法をご案内。