収納ガイド
アクセサリーを使いやすく収納するコツとは?
アクセサリーが好きで集めているのですが、収納方法がいまいち分かりません。ネックレスが絡まってしまったり、ピアスが片方どこかへいってしまったりして、使いたい時に使えないので、アクセサリー収納のコツを教えていただきたいです。
よく使うアクセサリーは使いやすい場所に収納し、出しやすく戻しやすい仕組みを作りましょう。
情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子
おしゃれの仕上げに欠かせないアクセサリー。
いざ身に着けようと思ったら「ピアスが片方ない!」「あの指輪どこに置いたっけ?」「ネックレスのチェーンが絡まってる~!」なんて経験があるという方も多いはず。
また、よほどのダメージがない限り捨てることが少ないアクセサリーは、いつの間にか結構な量になっていませんか?
小さくて繊細なアクセサリーは収納トラブルが多いアイテムです。どこに何があるのかひと目で分かり、使いたいアクセサリーをすぐ選べる、そんなおしゃれを楽しめる収納を目指しましょう。
アクセサリーの整理整頓方法とは?
要らないモノを手放し、使えるモノだけに
アクセサリーは数多く持ちすぎると管理しきれなくなり、使わないモノばかり増えてしまうので持つ量に要注意です。
一度引き出しや、ドレッサーにあるアクセサリーを全て出して、種類ごとに仕分けてみましょう。
全て出して種類ごとに仕分けたら、使えるかどうかチェック。
ネックレスはパーツが破損していたり、絡まって使えないモノは手放しましょう。ブレスレットやアンクレットも同様です。ピアスやイヤリングも、片方なくなっているモノは手放します。
2年以上使っていないアクセサリーは手放そう
また、2年以上使っていないモノは、思い切って手放すことを考えてみるのもよいでしょう。使わないモノを取っておいても、次の流行のときにはデザインが若干違っていたりして結局使わないことになりがちです。
旬を取り入れたファッションの仕上げは小物使い。使えるモノを使える量で管理しましょう!ファッション性の強い個性的なアクセサリーは、どんな服でも合うというわけではないので、使わなくなった時点で処分する勇気を持ちましょう。
アクセサリーの収納場所の決め方とは?
よく使うアクセサリーはよく使う場所に収納
洋服を着替えるときに脱いだものをそこらへんに置きっぱなし…というのが散らかる原因です。
使用頻度の高いアクセサリーは、付けたり外したりする場所が洗面所の鏡前やドレッサーの鏡前のように決まっていれば、その近くに収納場所を作りましょう。よく置く場所に小さなトレイや小皿を用意して、あちこちバラバラに置くことのないようにしましょう。
たとえば、いつもメイクをする場所が洗面台なら、鏡の裏の収納スペースをアクセサリーコーナーにすると便利です。メイクした後、すぐにアクセサリーをつけられますし、帰宅後は手を洗うついでに、アクセサリーを外してその場で収納できます。ドレッサーの前でアクセサリーをつけるなら、ドレッサーに小さなトレイや小皿を用意して、あちこちバラバラに置くことのないようにしましょう。
あまり使わないアクセサリーはクローゼットなどに収納
特別なお出かけに使うような使用頻度の低いアクセサリーは、お洋服のコーディネートに合わせていつでもサッと使えるように、クローゼットや衣類の収納に近いところに置いておけば、取り出しやすく戻しやすくなります。
今収納している場所が一番使いやすいかどうか見直してみましょう。
アクセサリーはアイテム別に収納
アクセサリーをまとめてボックスなどに入れると、アクセサリーがからまったりして、とり出しづらくなりがちです。アクセサリーを大切に保管するためにも、またスムーズに身支度するためにも、アイテムごとに分けて収納することをおすすめします。
アイテムごとに収納できるジュエリーボックスもありますが、手持ちのアクセサリーが多すぎて、ボックスに納まりきらない人もいるのではないでしょうか。
その場合は、リングならリングだけを収納するリング専用のベロアケースを用意するといいですよ。また、ピアスやイヤリングなどは、小さな区切りのある専用ケースに収納するととり出しやすく便利です。
洗面台の鏡の裏側の収納スペースに、そうしたアクセサリーケースを置き、空いている壁にはフックをいくつか付けるのもアイデアです。フックには、時計やネックレス、ブレスレット、ヘアゴムなどをかけるようにします。洗面台の扉を開けると、日常で使うすべてのアクセサリーを把握できるので、大変便利です。
アクセサリーを使いやすくする収納のコツとは?
中身が見える収納ケースで一目瞭然に
ジュエリー専用のチェストなども便利ですが、中身が一目で確認できるアクリル収納ケースはコンパクトで使いやすい収納です。仕切りが細かくアクセサリーのような小さなモノが分けて収納できれば、ごちゃつきません。また、衣類収納の引き出しをアクセサリー専用にするという方法もあります。
収納は使いやすさを意識し、小物も整理収納を意識しましょう。
ジッパー付き袋に入れてからケースに収納
引き出しにアクセサリーを収納する時は、空間を仕切るケースとジッパー付き保存袋を組み合わせれば、整理も簡単!一組ずつジッパー付きのビニール袋に入れてまとめます。袋は大小2種類を用意。指輪、ピアス、ネックレスなどは小サイズに、ブローチやブレスレットは大サイズに。
ネックレスは止め輪部分を外に出して収納すると、絡まりにくく取り出しがスムーズです。袋ごと取り出すことができるので、旅行に行く時も便利です。袋に入れたアイテムを、種類別にケースに収納していきましょう。
収納ケースは仕切りがあれば、小さい袋も整然と収納できます。100円ショップなどで売っているアクリル製の仕切りケースで引き出しを小分けにするといいですね。
使ったアクセサリーは手前に戻す
また、アクセサリーを使って元に戻す際に一番手前に収納する習慣をつけると、出番の多いモノが自然と手前に来るようになり、使用頻度順に整頓されて使い勝手もよくなっていきます。
使っていないアクセサリーは見直しを
このように手前に常に使うモノが並ぶようになると、逆にずっと使っていないモノが奥に集まります。
これが整理の絶好のチャンス!奥にある使っていないモノは定期的に見直して手放しましょう。
ケースのサイズが引き出しに合わない時は、フタ付の透明な薬ケースが役立ちます。連結できるモノもあり、旅行などに持参する時はこのまま持ち運べばOK!
よく使うアクセサリーにはトレイを用意
毎日必ず身に着けるピアスやネックレスがある場合、ホルダーやトレイを用意するのもよいでしょう。いちいちしまうのが面倒という収納初心者さんでも簡単です。
また、際限なく増え続けるアクセサリーを何とかしたいという人は写真のような小さめのお皿をひとつ用意します。収まる量だけ持つようにすると、本当に必要なモノが分かるようになります。
むやみに種類も増えず、買いすぎもなくなり、定位置を決めることができるので、あちこちに点在するのも防げます。
アクセサリーは見せる収納にしても
見せる収納をしたい人には以下のアイデアがおすすめ!
タンブラーに入れて並べる
雑貨店などに売っている小型のタンブラーのフチにピアスをひっかけ、指輪を入れて、タンスやチェストの上に並べます。
コルクボードでディスプレイ
ネックレスやピアスなどをコルクボードに押しピンなどで留めます。絡まり防止にもなり、一目瞭然で選びやすい方法です。
また、最近は大ぶりで長さのあるネックレスが増えています。デコラティブなモノは掛ける収納が最適。写真のように扉の裏側にフックをつければ、長いネックレスでも場所を取らずに収納することができますよ。好きなお店のディスプレイを参考に、スタイリッシュに収納してみると気分もアップします!
種類別にディスプレイ
時計、リング、ネックレス、ピアスなど、種類ごとに分けてアクリルケースに並べましょう。アクリルケースなら中身が一目瞭然なので、見やすく取りやすくて便利です。
アクセサリー収納ボックスをDIYで
アクセサリーを収納したい場所に、ちょうどよい大きさのジュエリーボックスや収納ケースが見つからない…。そんなときは、自分でオリジナルの収納ケースを作ってみてはいかがでしょうか?
たとえば、リングケース。まず、100円均一ショップで箱とフェルトを用意します。フェルトを筒状に丸め、同じ形態のものを何本か作り、箱に納めます。筒状のフェルトとフェルトの間にリングを差し込めば、ハンドメイドのリングケースが簡単に出来あがります。
アクセサリーの収納はアイデア次第!オリジナルのアクセサリーの収納ケースを自分の手で作ってみる。それだけで、お手持ちのアクセサリーに愛着がわいてくることでしょう。
上手なアクセサリー収納でもっとおしゃれに!
おしゃれな人ほど洋服以外の小物も収納にpだわりたいところです。
アクセサリーをファッションの仕上げに上手に使うためにも、使いやすい収納にしましょう。
今のおしゃれに必要なモノだけを、アイテム別に分けて、ケースやビニール袋、お薬ケースなど透明なモノを使い中身が外から見えるようにして、選びやすく収納するのがポイントです。
お手持ちのアクセサリーをフル稼働させおしゃれをより楽しんでくださいね!
「シチュエーション」という視点からアクセサリーを分類して収納する方法もあります。下記記事もご参考に!
アクセサリー収納で大切なのは、目的のモノがすぐ見つかり、出し入れがしやすいこと。「普段使いとそうでないモノ」などシチュエーション別に分けておく分類方法も有効です。
(撮影協力:今井 知加)
情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子
整理収納アドバイザー1級認定講師/&STORAGE代表 1000件を超えるご家庭の整理収納サービスや多数の住宅メーカーで収納監修を手掛ける。(セミナー受講生は6000名を超える)人・モノ・空間を整え『美しく、心地よく暮らしやすい』を提案している。