マンション購入ガイド
「住みたい街(駅)ランキング」順位急上昇の津田沼ってどんなところ?
先日テレビを見ていたら「住みたい街(駅)ランキング」が紹介されていて、津田沼の人気が上がっているということでした。私は現在マンション購入を検討していて津田沼も候補に入れたいのですが、津田沼はどんな街ですか?なぜ人気なのでしょうか?
津田沼は都心へのアクセスがよく、ショッピングにも便利で自然が近く、ファミリー層にとって住みやすい街と言えます。
情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸
津田沼駅ってどこにあるの?
JR総武本線「津田沼」駅は、千葉県習志野市にあり、船橋市東部の玄関口とも言える駅です。
総武快速線と総武緩行線(中央・総武線各駅停車)の両方が停車し、都心へのアクセスも良い津田沼駅は、長谷工アーベストが行った「住みたい街(駅)ランキング2022」の「首都圏総合ランキング」で16位、千葉県では1位です。
そんな人気の高い津田沼についてご紹介します。
津田沼はどんな街?
津田沼の特徴をご紹介します。
たくさんの人が住んでいる
JR東日本が公表している各駅の乗車人員(2021年度)によると、乗客数において津田沼駅は首都圏で34位。数ある首都圏の駅の中でこの利用客数は、その利便性の良さを示しています。
位置的には習志野市と船橋市の境目に駅があり、両市の玄関口とも言えます。
30代~40代のファミリー層が多い
住んでいる人の層は、30代~40代のファミリー層と昔から住んでいる高齢者層が中心で、30代~40代の層が多いことから子どもの人口も多くなっています。
駅周辺には豊富な商業施設と公園があり、また駅近くに大学があることから、都市の喧騒と落ち着いた雰囲気が混在しています。
再開発が進む便利な街
元々、津田沼駅南口エリアは市街化調整区域で畑が広がっており「空白地帯」と呼ばれていました。
しかし、その利便性に注目が集まって1970年代から徐々に再開発が始まり、大型商業施設も誘致されました。今では「東の武蔵小杉」と言われるようにまでなっています。
津田沼が人気の理由:都心へのアクセス良好
何といってもアクセスの良さが人気の最大の理由の一つ。
東京駅まで直通約30分
津田沼から東京まで総武快速線で、約30分。都内でも乗り換えなしの30分で東京駅に通勤できるエリアは限られているので、アクセスの良さは折り紙付きです。
朝のラッシュ時は10分間隔で始発電車が運行
総武快速線では朝のラッシュの時間帯(午前7~8時台)に、約5分間隔で津田沼駅から始発電車が出ているというのも魅力です。
新京成電鉄「新津田沼」駅があり2線2駅利用可
駅は少し離れていますが、JR横須賀・総武線快速やJR中央・総武線の他にも、新京成電鉄の「新津田沼」駅もあり、2線2駅利用できるというのも嬉しい点です。複数駅が利用できると、万一1路線が何らかの理由で麻痺しても通勤・帰宅ルートが確保できるからです。
ちなみに、京成線の「京成津田沼」駅はJR線津田沼駅とは数キロ(徒歩約15分)離れています。
津田沼が人気の理由:商業施設が充実
1970年代に「津田沼戦争」と言われた商業施設の出店競争があったのをご存知でしょうか?当時は駅北口にイトーヨーカドー、パルコ、西友を展開した西武津田沼ショッピングセンターが、南口にダイエーがあり、熾烈な競争をしていました。
駅前には大型商業施設が林立
現在も店舗こそ変わりましたが、その様相は変わらず、大型ショッピング施設が津田沼駅周辺に林立しています。
2003年、駅北側に「イオンモール津田沼」がオープン、2007年、ユニクロがキーテナントの「ミーナ津田沼」がオープン、旧サンペデックは、TSUTAYA、ヤマダ電機LABI、マクドナルド、ブックオフなどのといったテナントが入った「モリシア津田沼」として2008年にリニューアルオープン、そしてモリシアの向かい側に2013年「奏の杜forte(フォルテ)」がオープンしました。
今も昔も変わらず商業施設が林立する背景には、それだけの購買力(人口)があるということでもあります。競争がある分、物価も比較的安いと言えます。商業施設が豊富にあるということは、住む方にとっては歓迎すべき魅力の一つです。
津田沼が人気の理由:学生が多く教育環境が充実
津田沼の教育環境についてご紹介します。
学生が多く活気にあふれている
津田沼駅南口すぐに「千葉工業大学」のキャンパスがあり、学生が多く街に活気があふれています。学生向けにファッションやフードなどは時代の先端を意識した店舗が多数存在しています。
防犯意識が高い
大学や塾など子どもが通う学校が多い地域は、治安に対しての意識も高いと言われます。津田沼駅周辺ではマンションが増えてくるとともにより防犯への意識が高まり、一層住みやすくなってきているようです。
津田沼が人気の理由:自然が近い
津田沼の自然環境についてご紹介します。
谷津干潟周辺には自然がたくさん
田沼駅の南側、京成本線の京成谷津駅の先には、広さ約40haの「谷津干潟」があり、干潟周辺は自然生態観察公園として整備されています。干潟にはシギやチドリといった渡り鳥が飛来するなど年間約110種の水鳥が確認されています。また、周辺に約3.5kmの観察コースもあり、自然を堪能することができます。
さらに、もう少し車や電車で足を延ばせば、幕張海浜公園やZOZOマリンスタジアムなど、家族で楽しめる幕張エリアがあります。
津田沼が人気の理由:新築マンション続々建設中
津田沼駅周辺では、現在も新しくマンションがたくさん建設されています。マンションデベロッパー各社がそれだけマンションを建設する理由は、前述した魅力があるからだと言えます。
新築マンション相場を都内と比べたときに、同じ価格ならより広く、そしてより駅に近いところにマンションが購入することが可能です。子育て世代やファミリーにとっては、通勤通学に便利で、少しでも広いマンションが欲しいもの。そんな条件を満たす津田沼が人気というのもうなずけますね。
●長谷工アーベストがお送りする千葉県の物件一覧はこちら
千葉県にある物件の一覧をご紹介しています。
●住まいアドバイザーの津田沼ブログはこちら
津田沼の周辺環境について詳しくご紹介しています。
出典:長谷工アーベスト「住みたい街(駅)ランキング2022(首都圏)」
https://www.haseko.co.jp/hc/information/upload_files/20220916_1.pdf
(最終確認日:2023年2月22日)
出典:JR東日本「各駅の乗車人員 2021年度」
http://www.jreast.co.jp/passenger/index.html
(最終確認日:2023年2月22日)
情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸
不動産サポートオフィス 代表コンサルタント。公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。不動産コンサルタントとして、物件の選び方から資金のことまで、住宅購入に関するコンサルティングを行なう。