長谷工の住まい HASEKO URBEST

長谷工アーベストの新築マンション等住まい検索サイト

MENU

収納ガイド

2017.06.15 更新:18.12.27

Question

下着の種類別収納方法をご紹介

下着、靴下、ストッキングやタイツような衣類を引き出しに収納しているのですが、面積が小さかったり薄かったりするため、たたんで入れても引き出しのなかでバラバラになってしまい、うまく収納できていません。このようなこまごまとした衣類を収納するコツを教えていただきたいです。

Answer

下着は種類も素材もさまざま。アイテムによってたたみ方もまちまちです。素材や形に適したたたみ方を理解し、用途にあった収納場所を確保しましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

目次

下着収納の基本って?

引き出しのなかでごちゃつきがちな下着。「型崩れが気になる」「上下おそろいで買ったのに片方が出てこない」 なんてことはありませんか?下着やインナーと一言で言っても、素材や大きさ・形も豊富で多種多様です。大切なのは、形や素材に合った収納方法を取り入れること。

見えないオシャレを楽しみたい。そんな意識の高い人ほど取り入れたい、下着やインナーの収納術をお伝えします。まずは下着収納の基本からご紹介しましょう。

種類を分けよう
まずはブラジャー、ショーツ、靴下、ストッキング、のようにアイテムごとに分けましょう。細かく、ごちゃつきがちなモノほど、アイテムごとに分け、他のモノと区別することが必要です。区別することで、他のモノが混ざりこんだときに違和感を持つことが空間を整えることにつながります。

同じ場所に収納するから、仕切りで空間を分ける
衣装ケースや引き出しのなかは、仕切りやカゴを使って「アイテムごと」に「混ざらないように分ける」ようにします。広い空間に違うアイテムを収納する際は、空間を仕切ることにより定位置ができ、細かなモノなどがごちゃつくのを防ぐことができます。

仕切り版やカゴを選ぶ際は、仕切り板が可動できるカゴなどを利用して中に入れるモノに合わせて空間を分けるのがおすすめです。四角く仕切ることで、アイテムごとの管理がしやすくなります。

収納するときは、浅いケースに
下着のように細かい衣類は、たたんで小さくまとめることができます。収納する際は、高さが18~20センチの衣装ケースや引き出し収納のように、浅い入れ物を使いましょう。高さを調整することで、空間の無駄遣いをなくし、取り出しやすい収納にします。

四角くたたんで、スペースを有効活用
下着は四角くたたんで統一します。たたみ方の一例は後程記載しますが、必ず輪を上にして、重ねずに立てて並べましょう。輪の部分が下着のインデックス(目印)になるので、見やすく選びやすくなり、上下のコーディネートも簡単に楽しむことができます。

下着(ショーツ・トランクス)の収納は?

下着と一言で言ってもショーツやブラジャー、靴下、ストッキングやタイツまで、種類はさまざまですよね。それぞれに合ったたたみ方、収納のコツをご紹介していきます。

ショーツのたたみ方
たたみ方を工夫することで、収納が簡単になり、そして美しくなります。たたんだ状態が崩れにくく取り出しやすいことを意識してみましょう。

下着は四角くたたんで、同サイズ・同じ形に整えるのがおすすめです。手順は以下の通り。

[ 1 ] 下着を表(前)にして、左右を中央に向けてたたむ。面積を3分の1に。
[ 2 ] 下着のウエストゴムのほうを中央に向けて3分の1程折りたたむ。
[ 3 ] 最後に股部分を中央に向けて折り、ウエストゴムのなかに差しこみ、四角形の完成。

下着のたたみ方を統一すれば、そろえて並べることができてスペースも生まれ、収納がさらに楽になるはず。男性の下着の場合はサイズも大きいので、[ 1 ]の工程で、3分の1ではなく4分の1になるように細くしてから、 [ 2 ]、[ 3 ]と進めれば、トランクスタイプなど、幅の大きい下着にも対応できます。

また、収納場所の幅や高さによっても折り返しの幅など変えて調整してみるとよいでしょう。

下着収納のコツ
下着の収納を考える際はどこで何をするのか?使う人の動線を考え、収納場所と収納の仕方を考えます。使う場所に取り出しやすく収まっていると片付けや取り出しもスムーズになり時短にもつながります。

ポイントは、収納場所と、収納グッズの2つを考えること。

多くの場合、下着を脱衣、着衣するのはお風呂の前ではないでしょうか。しまう場所と使う場所を同じにすることで、日々の生活もスムーズになります。

ただ、洗面所や脱衣所に収納する際には、いくつかの注意点があります。お風呂に近いので、湿気対策のために換気はしっかりと行いましょう。湿気から守るために通気性のよいステンレスのバスケットなどに下着を入れるのも1つの方法です。また、脱衣や洗濯機などがあり、一番ホコリの溜まりやすい場所でもあります。扉のないオープン収納の際はフタつきの収納グッズを使用するとよいでしょう。フタつきなら、来客が洗面所を使った際にも下着が入っていても気になりません。

最近は100円ショップにも、さまざまな種類の収納グッズが販売されています。下着類を区分けする仕切りも、低コストで手に入るのでおすすめです。

このように、収納場所を工夫しつつ、収納グッズを効果的に使えば、出し入れしやすく、片付けやすい収納スペースをつくることができます。

ブラジャーの収納は?

女性ものの下着類で特に気をつけたい、ブラジャーの収納。うまく型崩れしないためには、どのようにたたみ、収納するのがよいのでしょうか。コツをご紹介します。

ブラジャーのたたみ方
ブラジャーはワイヤー付きのモノと、ノンワイヤーのモノ、それぞれに適した収納方法があります。ワイヤーがついていないモノはたたんで収納することもできます。手順は以下の通り。

[ 1 ] ブラジャーを裏向きに置き、ホックを止める。
[ 2 ] ストラップもたたみ、カップ内におさめる。
[ 3 ] 左右のカップが重なるよう、中央で折る。

ワイヤー付きのブラジャーの場合は、ホックをとめてストラップをカップ内におさめ、折らずにそのままの状態をキープして収納しましょう。中央で折ってしまうと、ワイヤーが傷んでしまいます。型崩れを起こさないためにも、たたまずに、専用のケースを用意し、立ててしまうのがよい収納方法です。

ブラジャーの収納のコツ
ブラジャーを収納するときに気をつけたいのは、詰め込みすぎないこと。詰め込みすぎは型崩れを起こす原因になります。ケースや引き出し内の容量を見定めて、ゆとりを持たせた数をしまうように心がけましょう。

ノンワイヤーのブラジャー、ワイヤー付きのブラジャー、とそれぞれに合った収納するのも大切です。ノンワイヤーであればたたんで収納することができますが、ワイヤー付きは幅も取り、スペースの確保にも困りますよね。そんなときは専用の収納グッズを用意しましょう。

ワイヤー付きのブラジャーを収納するブラジャーケースや、ある程度の数をまとめてかけておけるブラジャー用のハンガーを利用しましょう。

ブラジャーの収納でもう一つ気をつけたいのは、パッド付きのブラジャーをしまう場合です。たたむときはパッドを外すようにしましょう。水分を吸いやすいパッドは、洗濯後でも水気が残っていることが多く、カビを繁殖させてしまう原因にもなります。カビでブラジャーを痛めることがないよう、分けて収納を。

靴下、ストッキング、タイツの収納は?

靴下、ストッキングやタイツの収納のコツやたたみ方については、下記の記事で紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

靴下の収納をラクにするには?少しの工夫で変わる靴下収納

靴下類は、下着の中でも最も消耗しやすいアイテムです。片方の靴下に穴が開いている、ストッキングに伝線がいった…などダメージのある場合は手放しましょう。おしゃれを楽しむ基本!不要なモノは手放して、身に着けるモノは心地よくきれいなモノにしましょう!

子どもの下着類の収納は?

子どもが下着の片付けを自分でするということは、子どもが日々の習慣を身につけることにつながります。洗濯後のたたんだ下着を決まった場所にしまい、毎日新しい下着を身に着けるという生活習慣。これを子どもが自発的にできるようになれば素晴らしいですね。

片付けからは大切なことを学べます。片付けを通して子どもの自立を促せるように、ぜひ家庭内に片付けの仕組みを取り入れてみましょう。

子どもが自発的にしまえるような収納を
子育ての一環としても、子どもにはぜひ、自分の服を自分でしまう習慣をつけてほしいところ。下着の収納一つとっても、アイディアや、できる工夫はたくさんあります。

子どもが自分で出し入れするときに大切なのは、子どもが取り出しやすいかどうか。下着を他の家族のモノと一緒に収納する場合などは、子どもの身長に合わせて低い場所に入れてあげましょう。また、軽いケースや引き出しを用意したり、子どもにわかるよう、ラベルシールを貼るのもおすすめです。新しい下着に着替えてすぐにパジャマを着る習慣があるのであれば、下着とパジャマを一緒に収納してもよいですね。

ケースや引き出し、ラベルシールも、最近は100円ショップで簡単にそろえることができます。自分の収納スペースだと理解できるように好み色のケースを選ぶのもよいかもしれません。

取り出しやすい収納場所を確保した後は、洗濯した下着を一定の場所に置いておくようにしましょう。子どもに気づいてもらい、自発的にしまう習慣をつけることができれば、家事もぐっと楽になりますね。

子どもの下着を収納するときは、子どもが取り出しやすいよう工夫するだけでなく、しまう(戻す)習慣をつけてもらう意識を持つのも大切です。

下着をかしこく収納して、心地よい暮らしを

下着やブラジャー、靴下、ストッキング、タイツなど、種類ごとに分けて、それぞれの収納のコツをご紹介してきました。実践すれば、「下着が型崩れしてしまう」、「片方がいつも見つからない」、なんていう悩みもすぐに解決できるはず。

形や素材を意識したたたみ方で、愛用している下着も長持ちさせることができ、さらに用途に合った収納場所にしまうことで下着類を探す手間が省けて普段の暮らしもぐっと楽に。

毎日身に着けるデリケートな下着類。直接肌に着けるモノだからこそ、管理の仕方で心地よく暮らせます。選びやすくなると、見えないオシャレも楽しめます!お気に入りの下着を長く愛用したいですね!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー1級認定講師/&STORAGE代表 1000件を超えるご家庭の整理収納サービスや多数の住宅メーカーで収納監修を手掛ける。(セミナー受講生は6000名を超える)人・モノ・空間を整え『美しく、心地よく暮らしやすい』を提案している。