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Question

モデルルーム見学に予約は必要?見学の流れも解説!

今、新築マンションの購入を検討しています。気になっている物件の資料請求はしたのですが、モデルルームも実際に見学したくなりました。その際、予約は必要なのでしょうか?また、見学のメリットや流れも教えてほしいです

Answer

モデルルームを見学する際は、事前に予約したほうがスムーズです。待ち時間もなく、物件に詳しい担当者から説明を受けながらスムーズに見学できます。また、モデルルームを見学することで、パンフレットや図面だけでは確認できない居住空間を体験でき、実際の生活をイメージしやすくなります。特別な持ち物はありませんが、希望条件や質問したいことを準備しておくとより有益な見学になります。

情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸

新築マンションの購入前にはモデルルームを見学しよう!

モデルルームを見学することで、実際の部屋に近い空間を体感できるといったメリットがあります。しかし、新築マンションの購入を検討している人のなかには、「まだこの物件を買うと決めたわけではないから」とモデルルーム見学を躊躇している人もいるかもしれません。今回は、マンションの購入を検討中の人や、購入までではないけれど興味があってモデルルームの見学をしてみたいという人へ、予約するメリットや見学の流れをお伝えします。

モデルルームは、マンションが建設中であれば、物件の敷地内や近隣、あるいは最寄り駅近くにある販売センターに設置されていることが多くなっています。また、マンションが完成していれば実際の部屋をモデルルームとして公開していることもあります。モデルルームには、ダイニングテーブルやソファなどの家具や食器、小物など生活備品が設置されており、購入後の生活をイメージしやすくなっています。

また、モデルルームでは、天井の高さ、奥行きといった居室や水回りの空間、壁や扉などの配色のイメージ、キッチンやバスルームなどの実際の設備やそのサイズ、窓の大きさや解放感などを体感することができます。公開されている間取りは限られていますが、パンフレットや間取り図だけでは分からない発見があるかもしれません。モデルルームとは違う間取りの部屋を検討していても、見学することで検討している部屋をイメージしやすくなるでしょう。

さらに建物内のモデルルームであれば、マンションからの眺望や日当たり、風通しもある程度分かります。実際の建物の見学になるので、一緒に周辺環境や駅からの距離感なども確認できるでしょう。

また、販売しているマンションをよく知る担当者が案内してくれるので、疑問に思うことや分からないことを気軽に質問できるのもモデルルーム見学のメリットです。見学しているマンションのことだけでなく、マンション購入のことや住宅ローンのことなども詳しく教えてもらうことができます。

モデルルーム見学
※イメージ写真

このようにモデルルームを見学することで、インターネットやチラシ広告では分からない、実際に近い情報が得られます。また、詳しいパンフレットをもらうことができ、より深いところまで担当者に質問することもできるでしょう。住まい選びでは、実際に体感した情報のほか、疑問点を質問して確認することは、判断するために大切なポイントになります。気になる物件があれば、モデルルームに積極的に見学へ行ってみましょう。

モデルルーム見学予約のメリットと予約方法

モデルルームを見学することで、気になる物件の空間を体感できることや気軽に質問することができるとお伝えしましたが、モデルルームを見学する際、予約したほうがよいのか?という疑問を持つ人もいるかもしれません。そこで続いては、モデルルーム見学を予約するメリットと予約方法をご紹介します。

モデルルーム見学予約のメリット
予約するメリットは、混雑しやすい人気物件でも待ち時間が少なく、ゆっくり見学できることです。また、予約をしておくと、スムーズに案内され、販売会社の担当者から物件の特徴や設備などについて、詳しい説明を受けながらゆっくりと案内してもらうことができます。

なお、近年では新型コロナウイルスの影響もあり、モデルルーム見学であっても完全予約制の物件が増えてきています。そのため、予約なしの場合は見学が難しいケースもあります。気になっている物件の場合は必ず予約することをおすすめします。

1回の見学は、相談まで含めて大体1~2時間くらいが想定されますので、見学の際にはそのぐらいの時間を予定しておきましょう。

物件にもよりますが、事前に予約することで来場者特典がもらえるキャンペーンを行っていることもあります。

モデルルーム見学の予約方法
予約方法は、電話、あるいはインターネットで行うことができます。電話の場合、その場で予約が完了します。一方、インターネットでの予約であれば、販売センターが空いてない時間帯でも、自分の都合のよいタイミングで予約することが可能です。

予約時に伝えておくこと
予算や希望の間取りなど、具体的に希望する条件やマンションについて知りたいことを伝えておくと、効率よく案内、説明をしてもらえるでしょう。ほかにも、「住宅ローンについて知りたい」「学校や医療機関など周辺環境について詳しく知りたい」「オプションの内容を知りたい」など、知りたいことを事前に伝えておくことで見学の際にもれなく確認できるようになります。

また、子どもを連れて見学に行く際は、キッズルームの有無、車で行く場合は駐車場の有無も確認しておくとよいでしょう。

モデルルーム
※イメージ写真
モデルルーム見学の流れは?

モデルルームを見学する際に予約するメリットと方法をお伝えしました。ここからは見学当日の流れをご紹介します。

[ 1 ] アンケート記入
モデルルールへ見学に行くと、ほとんどの物件でアンケートの記入を最初に行います。具体的には、「氏名」や「年齢」、「物件の希望条件」、「予算」といった基本的な情報を記入します。

必要事項を記入している女性
※イメージ写真

[ 2 ] 担当者からの説明
モデルルーム見学では、案内するための担当者が付くことが多く、物件の説明をしてもらえます。物件の基本的な情報はもちろん、周辺の情報、販売されている住戸の紹介や室内の設備についても説明を聞くことができるでしょう。

また見学の際、モデルルームのある販売センターでは、来訪者がイメージしやすいよう模型が展示されている場合があります。その立体模型を見ながらマンションの全体を説明してもらうことで、敷地内のことも把握できます。

ほかにも、シアタールームで映像を見ながら説明を聞くことができる場合も。事前に広告やHPなどを見て気になるポイントや希望条件をまとめておくと、有益なモデルルーム見学ができますよ。

また、まだ販売価格が公表されていない場合、価格が公表される日程や物件申し込みといった今後のスケジュールなども担当者に聞くこともできる場合があります。

説明を受ける夫婦
※イメージ写真

[ 3 ] モデルルーム見学
モデルルームでは、実際の部屋で採用されるシステムキッチンやバス、トイレ、洗面台などが設置されています。実際に動作させることはできませんが、キッチンの作業台の高さや奥行きなどを体感できるでしょう。同様に浴槽の高さ、洗面台の高さなども実際に触れて確認することも可能です。

また、実際の生活シーンをイメージできるように、家具やインテリア雑貨が設置されており、モデルルームと同じ間取りの部屋を検討している場合は、室内に家具を置く際の配置や位置関係も確認できます。モデルルームに設置されているソファやイスは通常、座っても問題ありません。座ってみると、生活する目線で感じる広さや雰囲気をイメージすることができますよ。

また、せっかくの機会なので、単純にモデルルームを見るだけでなく、担当者に建物の構造についても遠慮せずに聞いてみましょう。耐震性や遮音性、災害に備えて建物がどのような構造になっているのかといった情報を知っておくと検討する際に役立ちます。

[ 4 ] 共用部分の確認
既に建物が完成しており、棟内でモデルルームを公開している場合は、モデルルーム以外に、実際の建物の共用部分を確認できることもあります。完成した建物内のモデルルームの場合、見学できるときは遠慮せず共用部分を見学させてもらいましょう。

特に、ごみ置き場や駐車場、駐輪場、エントランス、メールBOXなど普段生活でよく利用することになりそうな部分は可能な範囲で見ておくとよいでしょう。キッズルームやジム、ゲストルームなどさまざまな共用施設がある場合は、マンションの特徴となる部分なので、見学できる場合はぜひ見学しましょう。

モデルルーム案内中の販売員
※イメージ写真

●モデルルームのチェックポイントと見学時の注意点に関する記事はこちら

モデルルーム見学のチェックポイントと注意点

モデルルーム見学時に気を付ける点をご紹介

気軽にモデルルームの見学を予約して自分に合った物件を選ぼう!

マンション購入は人生のなかでも大きな買い物の1つです。最適な住まいを選んで、充実したマンションライフを送りたいですよね。そうした物件選びのなかで、モデルルーム見学にはメリットが多数あります。気軽に予約し、見学へ出かけて、自分に合った物件を選びましょう。

モデルルーム見学は、物件選びで実際に近いものに触れることのできる大切な機会になるだけでなく、「マンション購入に関する疑問を解消できる機会」にもなります。「まだ購入するか分からないけれど、いつかマンションを買いたいから話を聞きに行ってみよう」という感覚で来場しても全く問題ありません。

モデルルームの販売員
※イメージ写真

気に入った物件があれば、時間帯や曜日を変えて2回、3回と足を運ぶのもおすすめです。モデルルームが実際の敷地内にあるなら、昼と夜の周辺環境の差や、平日と休日の雰囲気の違いを知ることができます。今はまだマンション購入が具体的ではない人も、少し気になる物件がある場合は、モデルルーム見学に行くことで後々自分に合ったマンションを選ぶ目が養えるようになりますよ!

なお、最近はVRでモデルルームを見学できるケースもあります。モデルルームを見学する前にVRで見て、その後、予約して実際に見学に出向くのもよい方法かもしれません。利用してみてはいかがでしょうか?

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※イメージ写真

情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸

不動産サポートオフィス 代表コンサルタント。公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。不動産コンサルタントとして、物件の選び方から資金のことまで、住宅購入に関するコンサルティングを行なう。
HP:http://2103-support.jp/?page_id=14