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Question

モデルルーム見学のチェックポイントと注意点

新築マンションの購入を検討中です。購入にあたって、いろいろネットで調べていますが、やはり実際に現地で見学したいと思っています。初めてモデルルームを見学するときには、どういったところを押さえておくとよいでしょうか?

Answer

モデルルームの見学では、実際に生活する時のことを想像して、使い勝手を確認しましょう。さらに駅やスーパー、コンビニなどの買い物施設や学校や病院までの距離や人の流れなど、周辺環境のチェックも忘れずに行いたいところです。当日聞くことや確認したいことを一覧化して、持参するのがおすすめですよ。

情報提供:ホームインスペクター 駒野達郎

目次

モデルルーム見学で理想の住まいを探そう

マイホームとしてマンションを購入するのは、人生でそう何度もあることではありませんよね。また、探すなら家族全員が満足して暮らせるマンションを見つけたいものです。購入してから、「思っていたのと違った」「建物はよいけれど、周辺の環境がよくない」などと後悔しないように、マンションの購入前には十分な検討が必要不可欠です。

新築マンション選びをする際には、まずネットやチラシ広告で情報収集をした後に、モデルルーム見学をして、実際に間取りや設備などの室内や、周辺の環境を体感しましょう。ここでは、モデルルーム見学の流れやチェックポイント、注意点を解説します。

モデルルームの種類

モデルルームは、大きく2つのタイプに分かれます。実物のマンションとは別に、お部屋の広さや設備仕様を体感できるようにつくられる仮設のモデルルームと、実際のマンションのなかにつくられる棟内モデルルームです。

完成前のマンションの場合
主にまだ工事中で、実物を見られない新築マンションの案内をしているのが仮設のモデルルームです。完成したときの内装や設備をイメージしやすくなっているほか、建物の全体像が分かるように、マンションの模型が置かれていることもあります。

モデルルームに実際あるマンションの模型
※イメージ写真

また仮設モデルルームは、物件の周辺環境が把握できるように、多くの場合、建築予定地の近くに造られます。

完成後のマンションの場合
棟内モデルルームは、完成したマンション内の一室に家具を設置し、実際の暮らしがイメージしやすいよう用意しているものです。実際の日当たりや風通し、戸外の環境などを体感できます。

棟外モデルルームと棟内モデルルーム、どちらも見学の際には、間取り図とチェックリストを活用するのがおすすめです。後に細かい部分で分からないことが出てきた際は、販売担当者に確認したり、再度来場したりしましょう。

モデルルーム見学で説明を受ける夫婦
※イメージ写真
モデルルーム見学は見るだけでもいいの?

マンションのモデルルームの見学をしてみたいけれど、「見るだけでもいいの?」「見学したらマンションを買わないといけないのでは?」といったことが気になり、迷ってしまう方もいるでしょう。ここからは、見学前に不安になりがちなポイントについて解説していきます。

「見るだけで買わない」というのもOK
結論からいえば、マンション購入の意思が固まっていない状況でモデルルームの見学をしても問題ありません。むしろ、購入意思が固まった状態で来場するケースの方が少ないでしょう。また、すぐに買わなくても、来場時に希望条件をアンケートに記入することで、継続的なサポートを受けられることもあります。

モデルルーム見学のマナー
モデルルーム見学のマナーとして、室内に多々ある高価な装備品や食器類を傷つけたり、壊したりしないように気を付けて回ることが大切です。子どもと一緒に見学する場合も目を離さないよう配慮する必要があります。また、販売担当者が1つひとつの設備仕様を細かく説明する際は、足を止めて、しっかりと話を聞きましょう。

そのほか、写真を撮るときは担当者に確認したりするなどのマナーも守りましょう。

モデルルーム見学の流れ

ここでは、モデルルーム見学の流れを5つのステップに分けて見ていきましょう。

[ 1 ] 見学する物件を決める
まず、購入を検討する物件について、住みたいエリア、予算、間取りなどの希望条件に基づいて絞り込み、見学する物件を決めます。いくつかのホームページを見ながら、気になる物件があれば資料請求をして詳細な情報を入手しておきましょう。見学する前にしっかり調べておくと、実際のモデルルームで確認すべきことを押さえられ、モデルルーム見学が充実したものになります。

[ 2 ] 予約する
予約しておけば、よりスムーズに見学ができるでしょう。また、モデルルーム見学は、実際に住む人が使い勝手や居心地を確認する必要があります。同居する人と予定を合わせるためにも、予約は早めにしておきましょう。

子どもがいる方は、子どもと一緒に見学するのをおすすめします。なぜなら、子どもとの暮らしをより具体的にイメージできるからです。子どもと一緒に見学に行く場合は、先方にキッズルームの有無を確認しましょう。子どもが見学に飽きても、待機場所があれば、ゆっくりモデルルーム見学ができます。

[ 3 ] 受付する
モデルルーム見学当日は、まず受付をします。記入が必要なアンケートの内容は、家族構成や希望の間取り、予算などです。不明な点や確認しておきたいことは、備考欄に明記しておくとよいでしょう。

[ 4 ] 説明を受ける
説明を受けるときは、​2つのポイントを押さえましょう​。マンションの概要と、​周辺環境です。

まず、マンションの概要とは、マンション内の住戸数や駐車場の有無と場所、マンション各階の価格帯やそれらに応じた間取り、入居時期などです。新築の分譲マンションであれば、購入する権利は先着順か抽選方式かといったことも確認しましょう。

次に、マンション周辺の環境についてもチェックします。たとえば、マンションからの最寄り駅や商業施設、公共施設へのアクセス方法や所要時間などが主なチェックポイントです。銀行のATMやコンビニ、郵便局や病院、役所など使用頻度の高い場所との距離は、日常生活の快適さに直結します。そのほか、周辺の商業施設のにぎわいや車の交通量、騒音についても確認しておくとよいでしょう。

さらには災害が起きたときのことも想定し、避難経路や避難場所を確認しましょう。海抜や標高、河川からの距離など地勢上の特徴、マンション建設前の土地の用途などから、マンションの立地を把握し、土壌の安全性を確認します。事前にハザードマップがモデルルームにあるかを確認し、ない場合は自分で取り寄せてモデルルーム見学に持参すると、災害時の説明が分かりやすくなりますよ。

建物の完成前のギャラリーでは、マンション全体の模型や「シアターの映像」を観ることもできます。シアターとは、CG動画によって、完成後のマンションのイメージや建築上のこだわりなどを紹介する動画のことです。

青空とマンション外観
※イメージ写真

[ 5 ] モデルルームを見学する
モデルルーム見学では、実際の暮らしを想像しながら見学を進めましょう。当日聞くことやチェックしたいポイントを事前にまとめておき、それらに沿って見学を進めると、時間をより有効に使うことができますよ。モデルルームでは、間取りや設備はもちろん、棟内モデルルームであれば、採光や通風、眺望などを直接体感して、その場の雰囲気をつかむのが大切です。

ほかにも、マンションの防犯体制や設備などについては、実際に目で見て確認しておきたいところです。管理人の勤務体制やエントランスの防犯カメラ・オートロック、マンションの室内の防犯ガラス、人気がない場所での人感センサー付きライトの有無など、マンションのセキュリティ対策を自分の目でチェックしましょう。

また、マンションを実際に購入するとなると毎月の支払いが気になるところですが、モデルルーム見学のときに支払いについての相談をすることもできます。たとえば、住宅ローンを利用したときの毎月の支払い額や金利、ローンの年数などのシミュレーション、銀行の紹介や、管理費・修繕積立金についてなどの説明を聞けます。

なお、モデルルーム見学には約2時間かかります。かかる時間は前後することもあるので、余裕を持ってスケジュールを組んでおきましょう。

マンションの内覧をするカップル
※イメージ写真
モデルルーム見学のチェックポイント

モデルルーム見学ではチェックすべき箇所が多くあるため、事前にチェックリストを用意して臨むことが大切です。では、どのようなポイントをチェックしたらよいのでしょうか?住まい全体にかかわること、場所別に確認すること、それぞれのチェックポイントについて詳しく見ていきましょう。

住まい全体のチェックポイント
住まい全体に関する主なチェックポイントは以下の通りです。

・各部屋は適切な広さか
・生活動線と家事動線はスムーズか
・各部屋のスイッチやコンセントの位置は使いやすいか
・空気の入れ替えができるか

各部屋の適切な広さは、同居人数やそれぞれの年齢によって異なります。生活動線や家事動線については、普段家族だけで過ごすときだけではなく来客時のことも考える必要があります。また、在宅ワークをする場合は、コンセントの位置は必ず確認しておきましょう。加えて、窓を開けなくても空気の入れ替えがしっかりできる換気設備があるかどうかもチェックしておくとよいでしょう。

シーリングライト
※イメージ写真

各所のチェックポイント
住まいの場所別のチェックポイントは以下の通りです。

●玄関
・靴の収納スペースは十分あるか
・ベビーカーやゴルフバッグなどの大きなものは置けるか

玄関が散らからないように、靴の収納スペースが家族の所有する靴の数と見合っているかも確認します。

●廊下
・各部屋のドアの取っ手が危険ではないか
・幅は十分にあるか

廊下は、通る場合の快適さを考えます。各部屋のドアの取っ手が子どもの頭に当たるような危険な位置にないか、車いすでの移動にも対応できる十分な幅があるかといったことを確認しておきましょう。また、足音がどう響くか、実際に家族に歩いてもらい、確認することもおすすめします。

マンションの廊下
※イメージ写真

●寝室
・窓の方向や窓の遮音性、断熱性能はどうか

寝室の窓の方向は、目覚めの光と快適に眠る光の2つの観点からチェックします。寝室の窓が西向きの場合、夏は強い西日の影響で夕方から夜にかけて室温が上がりやすく、エアコンを使わないと寝苦しさを感じる方もいるでしょう。逆に寝室の窓が東向きの場合、朝日が入るので目覚めやすくなる一方、夏は早くから明るくなるので、遮光カーテンを使わないとゆっくり寝られない方がいるかもしれません。このような観点を踏まえて、窓の方向を確認しておきましょう。また、快眠のためには静けさと心地よい室温が大切ですから、遮音性や断熱性も考慮しましょう。

●収納
・各部屋の収納は十分な広さがあるか
・クローゼットは使いやすく、衣類を十分に収納できるか
・ハンガーパイプと棚は用意されているか

間取りに対する理想的な収納率は10~12%といわれます。また、各部屋で使うものは同じ部屋に収納できると利便性が高いので、各部屋に必要なだけの収納スペースが確保されているかどうかを確認しましょう。

モデルルームにある収納
※イメージ写真

●リビング
・床暖房がある場合、その面積はどのくらいか
・エアコンの位置
・窓からの眺望
・風通し(空気の入れ換え)

リビングでは、ゆっくり快適にくつろげるかどうかを確認します。エアコンを使ったときの暖気や寒気の流れはどうか、またリビングに窓がある場合は、窓から見える眺望や採光などをチェックし、くつろぐ空間に適しているかを判断しましょう。

眺望に関しては、地域のHPや役所などで周囲の用途地域や建築計画を確認しておけるとベストです。用途地域とは、地域ごとに建築できる建物の種類を定めた、都市計画法に基づく制度のことです。これらを知ることで、眺望が今後どう変わる可能性があるのかが分かります。

さらに、リビングには来客を通すこともあるので、匂いにも配慮したいところです。匂いがこもらないよう、効率よく空気の入れ換えができるか、空気の出入り口を確認しておきましょう。

●ダイニング
・家族の人数に合ったダイニングテーブルを置けるか

ダイニングルームは、家族の人数やライフスタイルによって使い方が大きく変わる場所です。ダイニングテーブルを学習や趣味の場に使う家族がいる場合と、食事のときにしか使わない場合では、必要なスペースが異なります。ダイニングの活用頻度はどうか、家族でどのように使うか、確認しながら検討しましょう。

なお、ダイニングはリビングと一体的になっていることも多いですが、2つを合わせた広さだけでなく、形状についても確認しておくことをおすすめします。広さは問題ないと思っていても、ダイニングテーブルやソファ、テレビの位置など、家具のレイアウトや生活スタイルを考えながら確認するとよいでしょう。

マンションのリビングダイニング
※イメージ写真

●キッチン
・冷蔵庫置き場のスペースは十分か
・調理道具や皿などを取り出しやすいか

既に持っている冷蔵庫を置く場合は、モデルルームと同じ場所に置けるか、置けない場合はどこに置くかを検討する必要があります。加えて料理を作るつもりでキッチンに立ち、調理道具や皿などを取り出しやすいか、収納スペースは十分か、なども確認しましょう。

モデルルームにあるキッチン
※イメージ写真

●バス・洗面所・トイレ
・使いやすい設計、設備か

掃除のしやすさも留意しながら仕様を確認しましょう。バスルームは浴槽や蓋の材質、シャワーの水圧、ドアの開き、追い焚きの有無などを確認します。洗面台はボウルの広さや洗面台下の収納をチェックします。トイレは材質や温水洗浄便座の有無と仕様、トイレットペーパーホルダーの仕様、換気扇の位置、掃除道具やトイレットペーパーなどを入れる収納の有無を確認しましょう。

●バルコニー
・眺望、日当たりはどうか

バルコニーでは眺めや日当たりなどをチェックします。目の前が空き地になっている場合は、空き地の今後の利用計画を確認しましょう。また、ベランダは共用部分であるため、勝手に大きく手を加えることはできません。洗濯物を干したり、ガーデニングしたりなど、使いたい目的に沿った設計になっているかの確認をするとよいでしょう。子どもがいる方は、子どもにとって危ない造りになっていないかも確認しておきましょう。

マンションのバルコニー
※イメージ写真
モデルルーム見学の注意点

チェックすべきポイントが多くあるモデルルーム見学には、チェックリストを追うだけでは見逃してしまいそうな注意点があります。以下で具体的に見ていきましょう。

設備は全てが標準仕様ではないケースがある
モデルルームにある設備のなかには、標準仕様ではないものも含まれています。モデルルームの設備や内装材が標準なのか、グレードの高い有料のオプション仕様なのかを確認しましょう。

特に、壁紙や造り付け家具は部屋のイメージを大きく左右します。標準仕様ではどのような色や素材になるのか、またオプション仕様だとどうなるか、両者を区別して見学することをおすすめします。

モデルルームで確認できるカラーオプション
※イメージ写真

希望の間取りと異なる場合がある
マンション内に2LDK、3LDK、4LDKなどいろいろなタイプの間取りがある場合でも、モデルルームで見学できる間取りは代表的なタイプに限られることがほとんどです。そのため、モデルルームの間取りと希望の間取りが異なる場合、その違いを理解したうえで比較検討する必要があります。間取りや部屋の位置、それに伴う日当たりや風通しの違いなどを考慮して検討しましょう。

時間帯・曜日によって印象が変わる
モデルルーム見学では、朝、日中、夕方、夜と時間帯を変えて見学することで、住んだときのイメージがしやすくなります。日当たりや、車や人などの交通量、周囲からの騒音など、時間帯によって部屋の印象や周囲の環境が変化するためです。

マンションのリビングダイニング
※イメージ写真

周辺環境を忘れずにチェックする
モデルルーム見学では実際の建設地の周囲を歩いてみましょう。駅やバス停からの道、最寄りのスーパーや商店街などを徒歩で見て回ると、その街の空気感をつかめます。同時に人の流れをチェックして、人通りが多いか少ないかを確認しましょう。

ほかに、教育機関や役所などの公共施設、郵便局や銀行、銀行のATMなどの金融機関、公園や遊歩道など、よく使う可能性がある施設との距離の確認を忘れずに行いましょう。

モデルルーム見学は聞くことをまとめておこう

モデルルーム見学の際は、相談内容を一覧表にまとめて持参することをおすすめします。不明点や不安なことに加えて、要望や希望する条件に関する質問をまとめて、モデルルームにいる担当者に相談してみてください。担当者は、日頃から多くの物件購入希望者の相談に対応していますので、適切なアドバイスがもらえるでしょう。

また、見学時には以下の持ち物を準備して持って行くと、便利で役立ちます。

・チェックリスト
・方位磁針
・筆記用具

家の模型と方位磁針
※イメージ写真

なお、希望に沿ったマンションを見つけるには、自分の希望する条件や用意できる費用と照らし合わせることが大切です。納得のいく物件を絞り込みましょう!

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情報提供:ホームインスペクター 駒野達郎

さくら事務所所属ホームインスペクター。一級建築士、既存住宅状況調査技術者、福祉住環境コーディネーター2級、日本ホームインスペクターズ協会公認ホームインスペクターの資格を保有。住宅の設計やマネジメントなど、住宅にかかわる業務を幅広く経験している。
HP:
https://www.sakurajimusyo.com/
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