長谷工の住まい HASEKO URBEST

長谷工アーベストの新築マンション等住まい検索サイト

MENU

マンション購入ガイド

Question

分譲マンションの購入後もかかる費用とは?

分譲マンションの購入を検討しているのですが、分譲マンションではローン返済のほかにも管理費が毎月かかると聞きました。管理費を払わなければならないと聞くと、マンション購入を少し躊躇してしまいます。分譲マンションの管理費って、必要なのでしょうか?また、購入してからかかる費用についても教えてください。

Answer

分譲マンションを購入するとかかる費用は、快適な暮らしを維持するために必要なものです。住宅ローンを借りずに現金で購入したとしても、管理費をはじめ毎月支払わなければならない費用があります。それに加えて、不動産を持っていると毎年かかる税金もあります。

情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸

目次

分譲マンションにかかる費用は?

分譲マンションの購入を検討する方のなかには、購入時にかかる費用が分からない、また購入後もかかる費用が心配という方もいるのではないでしょうか?分譲マンションの購入時の諸費用は、新築マンションの場合、物件価格の約3~6%、中古マンションの場合は約5~8%といわれています。なお、住宅ローンを利用して購入する場合は、全てを自己資金で購入する場合より購入時の諸費用が多くかかります。

また、購入後に毎月かかる費用もあり、ローン返済以外の支払いについてもあらかじめ知っておく必要があります。

この記事では分譲マンションの購入後にかかる費用と、それぞれ何に使われるのかについて紹介します。

マンションの管理費を使用するイメージ
※イメージ写真
分譲マンションの購入後にかかる費用

分譲マンションを購入した後にかかる代表的な費用は以下の通りです。住宅ローンの返済が毎月の負担になりますが、これに加えてほかにも毎月必要な費用があります。

[一度だけかかる費用]
・不動産取得税

[毎月かかる費用]
・管理費
・修繕積立金
・専用使用部分使用料(専用庭やルーフバルコニーなど)
・駐車場使用料/駐輪場使用料
・そのほかの費用(CATV、インターネット設備利用料など)

[毎年かかる費用]
・固定資産税
・都市計画税

上記の費用の負担は小さくないため、購入前に把握しておき、ローンの返済計画のほかに必要なものとして予定しておくことが重要です。

分譲マンションの購入にかかる費用を計算する図
※イメージ写真
分譲マンションの購入後に1度だけかかる費用:不動産取得税

マンションに限らず、不動産を購入したり建物を新築したりすると、不動産取得税がかかります。不動産取得税は都道府県税で、徴収時期はその地域ごとに異なるので、購入後数か月で納付書が届く場合もあれば、1年近くたってから納付書が届くこともあります。その税額は、「不動産の評価額 × 税率」で算出されます。

月ごとの管理費を計算するイメージ
※イメージ写真
分譲マンション購入後に毎月かかる費用:管理費

住宅ローン返済のほかに毎月支払いが必要となる費用として挙げられるのが管理費です。管理費はその名の通り、マンション全体の管理に使われます。

分譲マンションを購入すると、専有部分(住戸)以外の共用部と呼ばれるさまざまなマンションの施設や設備をほかの区分所有者と共有することになります。たとえばエントランスや廊下、エレベーター、ごみ置き場といった建物内のほか、中庭や植栽といった屋外の敷地内の部分も共用部です。共用部について誰も管理していないとどうなるでしょうか?毎日多くの人が利用するうちに、汚れたりごみが落ちたり、故障したりということが起こりますよね。このような共用部を快適に利用できるよう維持・管理のために使われるのが管理費です。

毎月の支払いは負担に感じてしまうかもしれませんが、日々の暮らしを安全・快適に維持するためには、管理費は必要不可欠な費用です。居住者がずっと安全に気持ちよくマンションで暮らすために、また、マンションの資産価値を保つために、多くの分譲マンションではマンションの管理を管理会社に委託して日々さまざまな管理を行っているため、必要な費用なのです。

管理費の用途については、後ほど詳しく解説します。

マンションの修繕をしている図
※イメージ写真
分譲マンション購入後に毎月かかる費用:修繕積立金

分譲マンションを購入すると、毎月必要になる費用の代表的なものに修繕積立金があります。これは、管理費のような日々の維持管理とは違い、主に共用部の定期的な修繕を行うために積み立てられ、計画的に使われる費用です。たとえば一戸建ての場合でも、経年劣化や突発的な故障を見越して設備の修繕のための費用を備えておく必要がありますが、マンションの場合では、共用部での修繕については区分所有者全員が毎月少しずつ積み立てたお金で賄います。

マンションの建物は長期的な耐久性能を持った構造で造られていますが、その性能を維持するためだけでなく、マンションの資産価値を維持するためにも定期的な修繕や更新が必要になります。そのため、十数年ごとの大規模修繕を行いますが、その金額は高額です。

大規模修繕の際、一度に必要な費用を徴収すると大きな額になり、区分所有者の家計を圧迫してしまうことがあります。そうならないためにも、分譲マンションでは毎月コツコツと修繕費を積み立てるようにしているのです。

さまざまな請求書が入った封筒のイメージ
※イメージ写真
分譲マンション購入後に毎月かかるそのほかの費用

分譲マンションの購入後は、管理費と修繕積立金のほかにも先に挙げたような費用がかかります。購入した住戸や利用する施設によって負担の有無がありますが、それぞれ見ていきましょう。

専用使用部分使用料
分譲マンションには、バルコニーや玄関ポーチのような各区分所有者が専用で使用できる共用部分があり、専用使用部分と呼ばれます。なかでも特定の住戸に付属する専用庭やルーフバルコニーといった専用使用部分は、一部の住戸のみに付属しているため、その住戸の所有者が専用使用料を管理費や修繕積立金と同じく毎月支払うことが多くなっています。

マンションの駐車場の図
※イメージ写真

駐車場使用料・駐輪場使用料
多くの分譲マンションには、そのマンションの居住者が利用できる駐車場や駐輪場が用意されています。物件によっては不要なケースもありますが、ほとんどの分譲マンションでは使用する場合、駐車場使用料や駐輪場使用料が必要になります。

そのほかの費用(CATV、インターネット設備利用料など)
分譲マンションでは、マンションによってこれまで紹介した以外の費用が発生する場合もあります。たとえば、テレビを視聴するためにCATV(ケーブルテレビ)を使用している場合はその視聴料、インターネット環境をマンション共用で利用している場合にはその利用料が毎月必要になります。

固定資産税に関する書類の図
※イメージ写真
分譲マンション購入後に毎年かかる費用:固定資産税と都市計画税

分譲マンション購入後に毎年かかる費用には、固定資産税と都市計画税があります。固定資産税と都市計画税は、土地や建物の所有者が、各市区町村(東京都の場合は都)に毎年納める税金です。

固定資産税
固定資産税は、土地や家などの資産(固定資産)を所有している場合に納める必要のある地方税です。毎年1月1日時点の償却資産、土地や家屋の所有者として、固定資産課税台帳に登録されている人が、その年の税金を納付する義務を負います。税額は課税標準に税率をかけて算定されます。

都市計画税
都市計画税も、土地や建物を所有していると固定資産税と一緒に毎年納める必要のある地方税です。道路や区画整理、公園、上下水道や電気などのインフラ、ごみ処理場や下水処理場など、私たちの生活に欠かせない公共事業のために使われます。

固定資産税・都市計画税ともに不動産の評価額によって納税額が決まり、3年に1度評価額が見直され、税額も変わります。

分譲マンション購入にかかる費用を計算しているイメージ
※イメージ写真
分譲マンションの管理費は何に使われている?

分譲マンションの管理費はどういったものに使われているのでしょうか?以下では、管理費で賄われる代表的なものを具体的に紹介します。

管理員・清掃員の人件費
多くの分譲マンションには管理員がおり、日々さまざまな管理業務を行っています。管理員の人件費は、管理費(管理会社への委託費)で賄われています。そのため、マンションの管理費予算によって、管理員の勤務形態は24時間常駐・日勤・隔日勤務などさまざまで、業務内容も異なります。

清掃費
共用廊下や階段、入居者専用のごみ置き場、マンション敷地内の通路などは、何もしないとごみや落ち葉などがたまり景観も悪くなり不衛生です。このような場所を清掃するための清掃費も、管理費から賄われます。管理会社に管理を委託している場合は、管理員や専門の清掃員が清掃を行います。

共用エレベーターの点検をしている図
※イメージ写真

共用設備の保守・点検
入居者が安全かつ快適に暮らすためには、オートロックやエレベーター、電気設備、受水槽といった共用設備の保守・点検も欠かせません。それらに故障や不具合がないか定期的に点検し、必要に応じて軽微なメンテナンスをするための費用も管理費で賄います。

共用部の水道光熱費
マンションには、建物や敷地内の至る所に照明があり、エレベーターやオートロックなどの電気を使用する設備もあります。また、清掃や植栽への水やりには水道を利用します。こうした共用部分を維持するための水道光熱費も管理費から支払われています。

植物の手入れをしている図
※イメージ写真

植栽の維持
分譲マンションの敷地内には、暮らしのなかの癒しや景観のために高低さまざまな種類の緑が植えられていることが多く、この植栽の水やりや剪定などの維持費用も、管理費から賄われています。

共用施設や設備の小修繕
分譲マンションの共用施設や設備は、日々維持管理していても年数を経るに従って劣化し、消耗品の交換や不具合の修繕などが必要になります。そういった日常的な小修繕の費用も管理費から支払われます。

防犯対策
分譲マンションでは、管理員の巡回のほか、防犯カメラや専門業者、警報機器による警備など、特に防犯性を高める対策がある場合も管理費で支払っています。

以上が主な管理費の用途ですが、管理費は、おおまかにいうと以下のような役割の費用です。

・共用部を維持管理し、快適な暮らしを守るための費用
・安全・安心のための費用

マンションを所有している区分所有者がそれぞれ管理費を負担し合うことによって、マンションは維持管理されているのです。

分譲マンション購入にかかる費用のイメージ
※イメージ写真
分譲マンション購入後にかかる費用を把握しておこう

ここまで紹介したように、分譲マンションを購入するとローン返済のほかにも、毎月あるいは毎年さまざまな費用の支払いがあります。マンションの購入後にかかる費用については、固定資産税や都市計画税など都度変わるものを除けば、新築・中古とも購入前に確認することができます。購入後に予定外の家計負担とならないよう購入後に必要な費用も把握しておきましょう!

長谷工アーベストでは、長谷工の住まいアドバイザーが住まい探しに関するご相談を無料で受け付けています。管理費や修繕積立金といった分譲マンション購入後の費用にまつわる疑問や不安もぜひお気軽にご相談ください。

●長谷工の住まいアドバイザーへの無料相談はこちら

長谷工の住まいアドバイザーがあなたの住まい探しを無料でサポート

住まい探しのプロである長谷工の住まいアドバイザーが住まい探しのご相談を無料でお受けしています!

また、下記の住まい検索サイトでは、さまざまな条件で新築分譲マンションを検索でき、安全性だけでなく、デザイン性や住みやすさにもこだわった物件を多数ご紹介しています。一括資料請求もできるので、こちらも併せてぜひご活用ください。

●長谷工アーベストの住まい検索サイト「長谷工の住まい」はこちら

長谷工の住まい

条件別にさまざまな物件を探すことができたり、住まいに関するお役立ちコンテンツをご提供したりしています。ぜひご活用ください!

情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸

不動産サポートオフィス 代表コンサルタント。公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。不動産コンサルタントとして、物件の選び方から資金のことまで、住宅購入に関するコンサルティングを行なう。
HP:http://2103-support.jp/?page_id=14