マンション購入ガイド
新築マンションの探し方とは?住まいを選ぶポイントを解説
もうすぐ子どもが生まれることもあり、住み替えを考えています。できれば新築マンションを購入したいのですが、理想のマンションをどう探せばよいのか分かりません。新築マンションの探し方を教えてください。
新築マンションを探すときは、まず住まいの条件を絞りましょう。エリアや予算などの条件を絞ったら、それをもとにインターネットで調べたり、不動産会社に相談したりして物件情報を集めることができます。次にモデルルームの見学に行き、購入の意志が固まったら購入の申し込みをします。
情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二
目次
新築マンションを探し始める前に条件を整理しよう!
ライフステージの変化に合わせ、賃貸物件から卒業してマイホームを購入したいという方や、転勤を機に住み替えをしたいという方など、新しい家を探すきっかけは人によって異なります。ですが、いざ家を探そうとすると何から始めればよいのか分からない方もいるのではないでしょうか?この記事では、新築マンションの探し方や、住まい選びのコツ、購入の流れを解説します。
新築マンションを探す前に、まず自分がどのようなマンションに住みたいのか、条件を整理することから始めましょう。整理すべき主な条件は以下の3つです。
・エリア
・間取り
・予算
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
エリア
新築マンションを探すうえで、どのエリアに住むのかを決める作業は非常に重要です。これは、主にマンションの価格相場がエリアによって異なるためです。人気エリアや都心のマンションは、比較的価格が高い傾向にあります。
また、周辺施設や交通の便なども考慮し、家族で要望を出し合いながら、いくつかのエリアを選びましょう。
エリアを選ぶ際には、たとえば以下のような条件があります。
・通勤や通学がしやすいエリア
・実家の近隣エリア
・憧れのエリアや人気のエリア
・駅まで徒歩圏内の駅近エリア
・現在住んでいる場所と同じエリア
・学校や公園、病院などが近く子育てしやすいエリア
住み替えをすることで、現在住んでいるエリアの悩みが解決できるかどうかも、新築マンションを探すうえでのエリア選定のポイントです。加えて、購入した物件を将来的に売却する可能性があるなら、「人気のあるエリアか」「駅から近いか」などの条件も意識し、売却しやすく、資産価値が下がりにくい物件を選ぶとよいでしょう。
●エリアの選び方について詳しくはこちら
マンションを購入する際に重要なエリアの選び方を解説
間取り
間取り選びも新築マンションを探す際の重要な要素です。間取りを考える際は、たとえば以下のポイントに着目しましょう。
・家族構成
・日当たり
・生活、家事動線
家族構成から間取りを決める場合は、「これから子どもが増える予定はあるのか」「子どもが成長したときに、子ども部屋を用意する必要があるのか」など、将来を見据えて考えるとよいでしょう。ストレスなく家事をするには、洗濯機や冷蔵庫の置き場所、コンセントの位置なども重要です。家族が長く快適に暮らせるように、理想の間取りを選びましょう。
予算
実際に支払える金額から予算を計算してマンションを選ぶ方法もあります。予算を考える際は、資金計画を立て、シミュレーションを行いましょう。分譲マンションを購入する際は、住宅ローンの利用の検討も必要です。なお、中古物件の購入とは異なり、新築物件の場合は、不動産会社による仲介がないため、仲介手数料がかからないことも大きなメリットです。結婚や出産など、将来のライフイベントも踏まえ、余裕を持った資金計画を立てましょう。
新築マンションの探し方3選
住みたい家の条件が決まったら、次は実際に物件を探します。新築マンションの探し方は主に以下の3つです。
・不動産ポータルサイトで調べる
・チラシや広告、ホームページをチェックする
・不動産会社に相談する
後悔しないためにも、より多くの物件情報を集めてから選びましょう。なお、新築マンションに限らず、中古マンションや賃貸マンションも以下の方法で探すことが可能です。
不動産ポータルサイトで調べる
新築マンションは不動産ポータルサイトで調べることができます。不動産のポータルサイトでは、手軽に情報が集められるので便利です。
長谷工アーベストの住まい検索サイト「長谷工の住まい」は、新築分譲マンション・新築分譲戸建てを専門とする検索サイトです。長谷工アーベストが取り扱う新築マンション情報が数多く掲載されており、気になる物件の公式ホームページにも、そのまま移行できます。物件資料請求も簡単にできるため、気になる方はぜひご活用ください。
●長谷工アーベストの住まい検索サイト「長谷工の住まい」はこちら
条件別にさまざまな物件を探すことができたり、住まいに関するお役立ちコンテンツをご提供したりしています。ぜひご活用ください!
物件のホームページをチェックする
近年は、新築マンションは物件ごとに公式ホームページを立ち上げていることが一般的です。公式ホームページは最新の情報が載っており、情報量も多く、モデルルームの見学予約等も可能です。公式ホームページは、新築マンションを購入するうえで欠かせない存在ですので、ぜひチェックすることをおすすめします。
チラシや広告をチェックする
新築マンションを探すうえで、チラシや電車の広告をチェックすることも手段の1つです。また、自宅のポストに投函される新築マンションのチラシのなかから気になる物件が見つかる場合もあるでしょう。
新築マンションのチラシは、販売される新築マンションの周辺にある家へ投函されるケースが多く見られます。住み慣れている現在の住まいの近くで物件を探している方は、このようなポスティングチラシにも注目してみましょう。
不動産会社に相談する
物件探しのポイントや、選び方が分からない方は、親会社が分譲マンションも手掛けている不動産会社の窓口で相談するのもおすすめです。窓口では、希望条件に合った物件を紹介してくれます。不動産の知識豊富な担当者がアドバイスしてくれるので安心ですね。
なお、エリア密着型の不動産会社は中古の仲介物件を扱っていることが通常ですので、新築マンションに関しては積極的に相談に応じてくれる可能性は低いといえます。また、親会社が分譲マンションも手掛けている不動産会社であっても、基本的に多くの情報を提供できるのは親会社が分譲している新築マンションとなります。
そのため、いきなり不動産会社に相談に行くのではなく、まずは公式ホームページから各物件のモデルルームの見学を予約し、モデルルームでいろいろ説明を聞くことをおすすめします。
また、長谷工アーベストでは、住まいに関することを幅広く無料でサポートいたします。新築マンションの購入をご検討の方は、ぜひ一度長谷工アーベストにご相談ください。
●長谷工住まいアドバイザーへの無料相談はこちら
住まい探しのプロである長谷工の住まいアドバイザーが物件探しや資金の相談など無料でお受けしています!
気になる新築マンションを探したら、モデルルームを見学しよう
新築マンションの情報を収集して、気になるマンションや条件に合ったマンションが見つかったら、実際にモデルルーム見学に行ってみましょう。モデルルームの見学で確認すべきポイントは、主に間取りや部屋の広さ、収納の数や配置などです。モデルルームが新築物件の近くにあれば、周辺環境も確認することもおすすめします。販売中のマンションの多くはモデルルームが用意されているので、実際の間取りや物件の周辺環境などを確認することができます。
また、マンションの完成前であっても、「棟外モデルルーム」として設備や内装をシミュレーションできるモデルルームが用意されていることが多くあります。棟外モデルルームは、物件の周辺環境を把握できるように、建設予定地周辺に設置されていることが多いので、棟外モデルルームであっても、ぜひ実際に足を運んでみてください。
モデルルーム見学をする際の流れは以下の通りです。
[ 1 ] 事前予約
[ 2 ] 受付
[ 3 ] 建設地・周辺環境の説明を受ける
[ 4 ] 建物の規模・概要の説明を受ける
[ 5 ] 間取りプランの説明を受ける
[ 6 ] モデルルームを見学する
モデルルームの見学は、基本的に完全予約制です。受け付けの際には、希望の間取りや予算について、アンケートの記入を求められることが多いため、見学前に希望の条件をある程度整理しておくとスムーズです。また、見学の際に気になる点があれば、積極的にその場にいる物件担当者に確認しましょう。
物件の購入を検討する場合は、「住宅ローンを使用する場合の支払額シミュレーション」をしてもらえたり、金融機関を紹介してもらったりすることもできます。加えて、住宅ローン控除を適用できる物件であるかも確認することがポイントです。
なお、モデルルームの見学にかかる時間は、質問時間を含めて2時間程度が一般的です。余裕を持ったスケジュールを立てておきましょう。
モデルルーム見学に行くと「物件を買うのが必須なのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。気軽に見に行くことで、マンションでの暮らしをイメージできます。また、実際の間取りや設備を見ることで、自分の要望や譲れないポイントが明確になるでしょう。
長谷工アーベストでは、VRを使って、WEBサイト上でお部屋を体感できるコンテンツをご用意しております。「モデルルームを見学しに行く時間がない」といった方や、「もっと手軽で自由にモデルルームを見学したい!」という方はぜひご活用ください。
●VRで物件を体験するならこちら
自宅にいながら気軽にモデルルームを体験できる「Virtual Reality MODEL ROOM」です。憧れの住まいを自由にご覧いただけます。
●モデルルームの見学について詳しくはこちら
モデルルーム見学のメリットや流れをご紹介
モデルルームを見学する際に抑えておくべきポイントをご紹介
モデルルームに行く前に準備しておくべきことをご紹介
新築マンションを探した後の流れ
ここからは、購入する新築マンションが決まった後の購入の流れについて解説します。
[ 1 ] 購入申し込みを行う
モデルルーム見学が済み、購入の意志が固まったら、希望する物件の購入申し込みをしましょう。なお、購入申し込みとは、売買契約ではなく購入の意思を表明するものです。
[ 2 ] 住宅ローンの事前審査を申し込む
マンション購入の際に住宅ローンを利用する場合、希望に合った住宅ローンを利用できるか、事前に確認しましょう。この事前審査に通り、住宅ローンを利用できることが確認できたら売買契約へ進みます。
●住宅ローンの審査に関する記事はこちら
住宅ローンの審査基準や対策についてご紹介しています。
住宅ローンの審査項目についてご紹介しています。
住宅ローンの審査に通らない事例や、対策・対処法をご紹介しています。
[ 3 ] 重要事項説明を受ける
マンション購入が決まったら、売買契約を結ぶ前に宅地建物取引士から重要事項説明を受けると同時に、重要事項説明書の確認をします。この重要事項説明書は名前の通り、契約前に確認するべき事項を記載した書類です。しっかりと理解し、疑問点を払拭しておきましょう。
なお、重要事項説明を受ける前には、振込案内に従って手付金を入金しておくことが多いです。手付金は購入する物件によって違いますが、物件価格の5~10%が一般的といわれています。
[ 4 ] 売買契約を行う
重要事項説明書の確認が終わり、内容について納得できたら売買契約を行います。
[ 5 ] 住宅ローンの本審査を申し込む
売買契約の締結が済んだら、住宅ローンの本審査への正式な申し込みに入りましょう。本審査を通過して初めて、住宅ローンの借り入れが可能になります。
[ 6 ] 引渡しを受ける
新築マンションの場合は引渡しの前に内覧会が行われます。内覧会では、完成した物件の建物や設備に不備がないかどうかの確認を行います。もし、不具合や傷などがあれば担当者に相談しましょう。内覧会では各場所の採寸ができるので、家具や家電などをどのように配置するか、具体的にイメージすることができます。
●分譲マンションについて詳しくはこちら
分譲マンションを購入するメリットや物件の選び方などを解説
ここまで、マンションの選び方から引渡しまで簡単な流れを紹介しました。今回説明したマンション購入の流れを、長谷工の住まいサイトでは、全12話のマンガで分かりやすく説明しています。この記事を読んでいただいた方が、さらにマンション購入の流れをビジュアルでもイメージできるようになっていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
●マンガで分かるマンション購入 住まいの相談室
マンション購入についてマンガ形式で分かりやすくご紹介しています。
新築マンションの探し方を理解し、理想の物件を見つけよう!
マンションを選ぶ際は、より多くの物件情報を集め、知ることをおすすめします。新築マンションは、中古物件と比較すると、最新の設備が付いていたり、セキュリティや耐震性も優れていたり、共用施設が充実していたりするメリットがあります。今回解説したポイントを押さえて物件を探せば、理想の新築マンションが見つかる可能性が高まるでしょう。
マンションの購入を検討するうえで分からないことや、不安なことは住まいアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。知識が豊富で、最新情報もいち早く把握している担当者が、あなたの希望に合ったマンションをご提案します。長谷工アーベストでは、住まいに関することを幅広く無料でサポートいたします。マンション購入をご検討の方は、ぜひ長谷工の住まいアドバイザーにお任せください。
●新築マンションのメリットについて詳しくはこちら
新築マンション購入のメリットや注意点をご紹介
●長谷工の住まいアドバイザーへの無料相談はこちら
住まい探しのプロである長谷工の住まいアドバイザーが物件探しや資金の相談など無料でお受けしています!
情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二
株式会社グロープロフィット代表取締役。不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、不動産キャリアパーソン、中小企業診断士。不動産の専門家として、不動産鑑定やコンテンツのライティングを行う。
HP:https://grow-profit.net/